■第95回全国高校野球選手権記念長崎大会
7月11日 (木曜) 会場:県営ビッグNスタジアム 12時00分~(予定)

■吹奏楽部  平成25年度 長崎県吹奏楽コンクール
7月24日(水曜) 10時30分~予定   会場:長崎市公会堂

■平成25年度玉竜旗高校剣道大会
7月27日~ (土曜) 会場:マリンメッセ福岡 8時00分~ 男子開会式(予定)

■平成25年度長崎県中学校総合体育大会 男子剣道部
7月28日~ (日曜) 会場:森山スポーツ交流館 9時30分~ 競技開始予定

海星ゼミナール(略称:海ゼミ)
7月13日 (土曜)
午前の部:8時30分 ~12時00分
高校生対象 午後の部:13時00分~16時30分 中学生対象

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 猛暑日が続いている今週。今朝も夏の朝陽が早朝から校舎を照らしています。本日高校野球部は選手権大会二回戦に臨みます。

 日傘、打ち水、湿度の高い日本の夏。古来から日本ではこの風土に涼をもとめ、その中で様々な文化を見いだしてきました。家の造りや劇中の沈黙、切れ目の入った着物などにみられるように、その文化は 『間』 にあらわせるともいわれています。

 さて昨日放課後、グラウンドにはサッカー部が集まり、野球部は大山グラウンドへと移動をはじめ、剣道部やテニス部も武道場・テニスコートへと練習準備を開始していました。中学運動部の活躍は、新生男子バレーボール等の活躍もブログで紹介させていただいている通りですが、部活動ばかりではなく校内活動において様々な事に生徒諸君は挑んでいます。茶道室から、朗々と歌い上げられる和歌の調べが聞こえ、拍子を打つように畳を打つ音が響いてきました。

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 『百人一首』(競技カルタ)

 元々、『百人一首』とは歌人・藤原定家が、有名な歌人の代表作品を集めたものです。

 札は全部で200枚。読み札と取り札があり、100枚の読み札には書いた歌人の絵と呼んだ和歌の全文(上の句・下の句)が書いてあります。取り札はその文の後半(下の句)だけが書いてあります。

 取り札をそれぞれ相手と自分の陣に並べ置き、読み手が上の句から歌を詠みます。この詠まれた歌下の句が書いてある札を取る競技です。場にある札には下の句しか書いていないため、早く取るためには全ての歌を覚えておく必要があります。

 本校では競技カルタ2段の段位を持つ村田先生が、校内活動の一環として、茶道部活動のない平日放課後に、競技カルタ指導を行っています。中学、高校から始めた生徒もいれば、小学生の頃から取り組んでいる生徒もいます。

 少しでも感覚を高めたいという生徒達の要望で、競技中はクーラーを消し限りなく音を押さえた室内で活動しています。張り詰めた緊張感、勝負は上の句が読み始められる一瞬です。

 この『間』 が競技の真骨頂。

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コンマ何秒という世界は枚数が少なくなればさらに縮まっていきます。一音も聞き漏らすまいと集中するうち、頭と頭が触れあいそうなほどでした。
 
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 研ぎ澄まされた集中力、和歌を暗記する記憶力、瞬間的な判断力と反射神経。それらを約90分保ち続けます。

「少し札をずらします。」、「失礼しました。」、「ありがとうございます。」

 常に冷静に状況を把握することを求められる競技相手を気遣う気持ちや礼儀を欠かすことはありません。
 試合が終わると、反省を交えながら振り返りをしていきました。

「試合の中で『やった!』と思っても表に出すことができないので、試合が終わった後にはき出すんです。その時間がすごく好きです。」

 相手の陣地の札がすごく綺麗に取れたこと、あと指先一つ札に届かなかったこと。競技の中に様々な達成感を選手は見いだしています。

 放課後の茶道室にも素敵な時間が流れていました。

 さあ、今日もともに取り組んでいきましょう!

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※ 写真は昨日の様子

□男子・女子硬式テニス競技  H24 高総体 男子団体 優勝(14連覇)・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP 

□男子バスケットボール競技 H24 春季選手権 準優勝 海星男子バスケットボール部 HP 

□男女弓道部  H16 個人全国制覇優勝  H24長崎市長・市議長盾争奪弓道大会 優勝 海星男女弓道部 HP 

□ラグビーフットボール競技 H23 高総体ベスト4 海星ラグビーフットボール部 HP