琴線


12月間行事予定

平成26年度 海星高校生徒募集要項
平成26年度 海星中学生徒募集要項

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 「冬はつとめて(早朝)」

 随筆『枕草子』で清少納言は冬の中で最も「をかし(趣深い)」時間は早朝だと記しています。清少納言の感覚で「をかし」は、『その時期にぴったりあったもの』のこと。
 寒さは冬の代名詞。きっと、今日のように冬らしい寒い朝は清少納言にとって「をかし」な時間だったのではないでしょうか。
 
 さて、中学校、高校ともに面談期間中の昨日、中学校では保護者会を実施いたしました。お忙しい中、足を運んでいただきありがとうございました。保護者会の前には授業参観、そしてお子様とともに歴史文化博物館からお越しいただいた館長大堀哲先生の講演をご覧いただきました。

 『ならぬものはならぬ ~会津藩の教えにならう~』という題目で大堀先生には、大河ドラマでも取り上げられている山本八重さん、そして『会津魂』とも呼ばれる人のあり方を通した、日本についての話をしていただきました。
 長崎西ロータリークラブの方々をはじめ、関係者の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 歴史を越えて受け継がれるものがあります。

 先週末、百人一首大会を中学校全学年で行いました。

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 海星中学校、冬の恒例行事です。
 読み札を読まれる時の静寂、取り札を取ったときの歓声。メリハリが効いた空間の中、ぽつりともれた「うわっ」「あと、少しだったのに…」の声。

 思わず漏れた声はあふれ出た心のひとかけら。

 千年前、この百人一首の中の歌にまつわる一幕です。歌の優劣を競う行事『歌合わせ』。甲乙つけがたい優れた和歌、勝敗がつかず困っていた時、決め手になったのは、時の天皇が無意識にぽつりとつぶやた、

 「しのぶれど…」  

 選考作品の中の一部分でした。
 
 思わず漏れた声。どの作品がより心を動かしたのかは明白でしょう。

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 脈々と受け継がれているのは和歌という形だけではなく、和歌によって様々な形で動かされる心。

 「しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は ものや思うと 人の問ふまで」
 (気持ちを、誰にも知られないように、隠してきましたが、隠し切れずに顔色に出てしまいました。恋に悩んでいるのですかと、人から聞かれるまでに…)

 思わず現れてしまう気持ちも、きっと今も昔も変わりません。

 さあ、今日もともに取り組んでいきましょう!

 担当 松尾勇

 ※ 写真は講演会と百人一首大会の様子

□男子・女子硬式テニス競技  H25 高総体 男子団体 優勝(15連覇)・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP 
□男子バスケットボール競技  H25 春季選手権 準優勝 海星男子バスケットボール部 HP 
□男女弓道部  H16 個人全国制覇優勝  H24長崎市長・市議長盾争奪弓道大会 優勝 海星男女弓道部 HP 
□ラグビーフットボール競技 H23 高総体ベスト4 海星ラグビーフットボール部 HP