異文化を知る


 

北寄りの風が心地よく吹く9月始めの今朝の気温は24℃。

ステラ館校舎へ向かう中学正門からの上り坂、サクッという音に足下に目を向けると落ち葉を踏んだ乾いた音でした。五感で感じる秋が1つずつ増えていきます。

 

中学校第2回オープンスクール

9月16日(土曜)は、中学校第2回オープンスクールを実施します。

今回のオープンスクールでは、学校・入試説明会、体験授業、そして、部活動体験を行います。体験授業では、新たにミッションスクールならではの宗教の授業を行います。

 

(平成29年 中学校第1回オープンスクールの様子)

学校説明をしてくれる生徒会執行部や、有志で参加してくれる補助生徒たちの活躍も必見です。

前回参加いただいた方も、今回初めての方も是非ご参加ください。

子どもゆめ体験

さて、その補助生徒にも積極的に参加し、校門で丁寧に参加者の方々に挨拶をしてくれた男子生徒が、冒頭写真、中学2年生の上村君です。

彼は、長崎市が主催する『平成29年度 子どもゆめ体験』に応募し、書類審査、英語も含む個別面接を経て、見事、8月18日(金曜)~25日(金曜)に行われた中国研修への参加者18名に選ばれました。

中国の中山市、上海市、北京市を訪れ、ホームステイや華僑中学との交流、大使館訪問や万里の長城などの文化遺産の視察を行った参加者のみなさん。

 

「将来、日本と世界をつなぐ仕事がしたいので、応募しました。」

研修後、報告に来てくれた上村君から話を聞きました。

 

 

「海星からは、長崎港とそこに毎日のように入港する大型客船がよく見えます。また、下校途中には、乗船している世界中の人々が、長崎を楽しそうに観光している姿をよく見かけます。その方々を見て、外国へ興味を持ち、長崎の良さをもっと紹介できたらいいなと思うようになりました。」

「その中でも、中国は、中華街やランタンフェスティバルなどがある長崎県と繋がりが深い国です。是非、訪れて日本との共通点や相違点を肌で感じたいと思いました。そうすれば、長崎のことももっとよく知ることができると思います。」

志望理由書の一部です。添削指導や、個人面接に向けての英会話練習、国語科や英語科先生に積極的に指導を受けながら、準備を進めてきました。

 

 

そして、いよいよ中国へ。

「とにかく研修先では積極的に交流をしました。ホストファミリーの方々や、現地の人々と一緒に過ごした時間が特に印象に残っています。身振り手振りを交えながら、必死に伝えようと頑張りました。でも、もっと英語が話せるようになりたいと強く思いました。」

研修を振り返りながら、現地で得た貴重な経験を話してくれました。

「たとえば、箸の置き方や長さなど、ちょっとしたところでも日本との違いを感じました。理由を聞けば、中国という環境や文化だからこその理由にとても納得させられました。様々な場所に連れて行っていただきましたが、特に先が見えないほどの万里の長城の景色には、とても感動しました。」

 

「本当に楽しい体験でした。いつかまた行きたいです。とても素敵な国でした。その文化が残る長崎がもっと好きになりました。」

異文化を知り、それによって自らの文化を深める研修となったようです。

 

充実の夏がここにも1つ。

どこまでもお土産話は尽きませんでした。

 

※ 写真は中学校第1回オープンスクールの様子と、上村君。