生きる力


□第20回 長崎県ジュニア・ユースサッカー選手権大会
開会式 8月25日(土曜) 午前9時30分~ (予定)  島原復興アリーナ

□第24回 長崎市中学生テニス大会
開始式 8月25日(土曜) 午前8時45分~ (予定)  長崎市総合運動公園かきどまり庭球場(砂入り人工芝)

今朝も晴天となりました。空から降り注ぐ太陽の光を見ていると、昼間の暑さが思い起こされます。今日も暑くなりそうです。
土曜・日曜、各クラブは公式戦、練習試合、練習と汗を流しました。対戦していただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OBの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございました。

夏も本番、海星からはっきりと見える稲佐山の“山滴る”様子が夏の力強さを教えてくれます。
“山滴る”とは、夏の山の青々とした様子をいいます。北宋の画家郭熙の画論『林泉高致』の一節の「夏山蒼翠として滴るが如し」から季語になった言葉です。

夏になり、校内の緑もよりいっそう青さを増してきました。偶然目の前をきらりと光る美しい輝きが通り過ぎていきました。
昆虫の中で最も美しいとまで言われるタマムシ(玉虫)です。
玉虫は日中非常に高い所を飛び回っているため、あまりお目にかかることのない昆虫でもあります。
全体が非常に美しい金緑色の金属光沢に輝いているのが特徴です。
幸運の吉兆とされ、箪笥(たんす)などにしまっておくと、着物が増えるという俗信があります。

海星学園へ幸運を運んできてくれたのかもしれません。

夏の課外も終了し、2週間ほどの長期休暇へ入りました。先週の金曜日、課外授業が終了した後激しい練習に打ち込む剣道部の姿がありました。剣道部は、中学生も高校生に混ざって練習をしています。高校生の中でも変わらぬ気迫で打ち合ってる姿が印象的です。

一度休憩がとられ、再開される直前に異変がありました。
急いで防具を着け出す生徒達

一番速く防具を着けることが出来たのは中学生でした。
急いで先生の元へと駆け出す生徒達

各自一人の先生の元へと行き、お辞儀をしてお願いをしていました。

練習後、顧問の阿部先生にお話を伺うことができました。
「ああ、あれは地稽古の前に先生の取り合いをしていたんですよ。」と教えてくれました。
地稽古は自由に技を出し合い、打ち合うことだということです。

「一番最初に先生と打ち合うのはとても怖く勇気のいることなんです。最初が疲れていないので打ち合いも激しくなるからです。」と笑顔で答えてくれました。

「剣道では気をもらうという言葉があります。強い相手とやって気をもらい、気迫を養うことが大事なことなんです。技術も大切ですが、気迫で相手に勝つことも重要なので、地稽古で地を強くするんですよ。」と語ってくれました。

真っ先に先生のもとへ駆け込んでいった生徒は、万全の体勢の先生と地稽古をして、苦しい中で気迫を養うことができたに違いありません。
8月19日に開かれる試合で勝てるように、長期休暇に入ってからも地道に練習に打ち込む生徒達の気迫は剣道だけに留まらず様々な場面で生きてくるのでしょう。まさに生きる力の習得をしている生徒達は眩しく感じられました。

さあ、今日も一緒に気迫を込めて取り組んでいきましょう!

担当M

※写真は先週の金曜の様子