流鏑馬奉納


先月『勤労感謝の日』について、お話しさせていただきました。この『勤労感謝の日』は、収穫に感謝し豊作を祈る宮中行事から来ています。

天皇がその年に収穫された五穀を宮中の神殿に供え、それを神さまとともに食べて収穫に感謝するとともに、来年の豊作を祈ります。

この『勤労感謝の日』は新嘗祭(にいなめさい)ともいわれ、飛鳥時代(6世紀末ー8世紀初)皇極天皇のころから行われています。1873(明治6)年の新暦採用によって11月23日実施となりましたが、戦後の政策で名称が『勤労感謝の日』となりました。

里芋・サツマイモ・ジャガイモ・人参などが今は旬の収穫期。今週は寒暖ある日が続くようですが、今朝の気温は8℃。雨が続いていたので、青空の太陽をそろそろ拝みたいです。

流鏑馬奉納

お天気に恵まれた先週土曜。

練習の様子をすでにブログでお伝えさせていただきましたが、中学弓道部は「八坂神社 子ども流鏑馬奉納」に参加しました。

乗馬して長崎市中心街を闊歩。

週末ということもあり観光でいらっしゃっている方々にもあたたかく見守られ、八坂神社へと向かいました。

さかのぼれば平安時代(8世紀末ー12世紀末)に起源を持つ流鏑馬。宇多天皇の時代から約1100年以上続く神事。

まずは拝殿で流鏑馬成功祈願。

中学弓道部が次々と矢で射抜きます。

馬上から弓を射るのは全員が未経験。

烏帽子をかぶり普段とは違う姿での射抜きに加え、弓を引くのは騎乗から。気持ちを集中させて皆臨みました。

さらに男子生徒は馬を走らせながら的をねらいます。

精神集中。

その時が来ました。

上下にも動く騎乗から射る矢。

お見事!

「保護者の皆様をはじめ多くの皆様のご協力を頂き、また今回は2回目ですがこのような貴重な経験を指せていただき、部一同大いに喜びを感じ感謝しています。とても良い経験をさせていただきました。また長崎新聞社様にも取材いただき励みになりました。」ー木村監督(理科)

「寒くて長い時間でしたが、全員が緊張感を持って取り組んでいました。参加していない部員も補助や協力で参加させていただき、海星弓道部にとても良い思い出がまた1つ増えました。」ー顧問 奥中先生(英語科)

 

今年、第16回長崎県中学弓道大会で、海星中学弓道部は男子が2回目・女子は初優勝の男女優勝を飾っています。

高校弓道部も、今年高総体で男子が10年ぶり6度目の優勝を果たしています。

海星弓道部の活躍に、今後もどうぞご期待下さい。

 

※写真は、流鏑馬奉納の様子。