7月に向けて


夏が近づいてくると空が低くなってきます。今朝はうろこ雲にも似た低い雲が東山手上空を覆っていますが、雲の合間から見える青空がとても爽やかで、朝陽を背面から浴びる海星修道院が人工芝の緑色に映えています。

更衣の季節になり、長袖と半袖の生徒皆さんが混在する通学風景。長崎ではまもなく1年で最も早く日が昇る時期になります。

長崎市中総体

竹の子は伸びるにつれて皮がなくなり、若竹になります。その落ちた皮で色々な物を昔は特に作りました。おにぎりを包んだり、草履を編んだり。私たちが成長する過程では、思いもよらない素晴らしい出来事や思いがけないことが起こります。その過程を『経験』ともいいます。

7月25日(土)~27日(月)に開催される予定になった長崎市中総体に向けて、中学校各クラブも活動を再開しています。昨日上グラウンドでは、中学サッカー部皆さんが練習に励んでいました。

「市中総体は実施される予定になりました。様々な思いはありますが、選手たちのステップアップの機会になると願います。」中学サッカー松崎監督(体育科)

昨日高校のあるクラブ員と昼休みはなしをする機会がありました。彼は「今回の休校で当たり前にやれていた練習が当たり前ではなかったことに気づかされました。自宅で素振りや軽いランニングなどをしていましたが、そのトレーニング中そういう気持ちがこみ上げてきました。」

「感謝」という気持ちを持って普段から練習には取り組んでいましたが、今も持ち続けている「感謝」の気持ちは、自分の中で一皮むけたものになったと思います、と語ってくれたのが印象的でした。

中学・高校、一見すると休校前の練習風景と同じように見えますが、選手皆さんはそれぞれ新たな気持ち、考えを経験して休校前と同じ練習メニューに取り組んでいます。

全国すべてのクラブ活動、皆さん同じだと察します。

 

※写真は昨日の風景。

5月27日

校長 武川 眞一郎

おはようございます。今朝の気温は16度 くもりです。

雨が降り出しそうな空にも見えます。雨にはアジサイが似合いますが、公会堂脇の道路植え込みにあるアジサイが「白色」「緑が入った白」など同じ白色系ながら一花一花微妙に違う花色をみることができます。アジサイは花色の変化が楽しみの花です。学校でも養護の先生が丹精に育たてアジサイの花が咲きました。こちらはピンクです。昨年植えたばかりで大きい花ではないですが、花壇の中での存在をそのピンクで主張しています。自宅の周辺では「カシワバアジサイ」を見ました。花の密集が円錐状になっており、葉が柏の葉に似ているので「カシワバアジサイ」というらしいですが、こちらはアジサイのような控えめな主張と違って花は豪華さがあります。それぞれの植物がその個性をだして存在を際立たせて見せてくれる季節です。小さなところに目をやり、季節の変わり目を楽しみたいと思います。

日常生活に戻りつつありますが、感染症発生前には戻れないと専門家の皆さんが提言されています。新しい生活にならるまでは、次のことを意識して行動をしましょう。

「新しい生活様式の実践例」
感染防止の3つの基本:①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗い

□人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。
□遊びにいく際は、屋内より屋外を選ぶ。
□会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。
□外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用する。
□家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。
□手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)

社会も頑張っています。生徒皆さんもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。