静から動へ(百人一首大会)


□平成25年度 海星中学校特別入学試験 12月16日(日)
※12月6日(木曜)~12月13日(木曜)が出願期間になります。

□平成24年度 海星中学高校 個別相談会  10月13日(土曜)~12月15日(土曜)
※毎週土曜 午前10時開始(当日受付) 中学校の個別相談会は、12月8日までです。

登校する生徒から白い息が漏れるのを見かけるようになりました。
冬が深まっていくのを感じます。

さて、高校生は本日が定期テスト最終日となります。教室には朝から真剣に自習に取り組む生徒の姿があります。
中学生は昨日までで定期テストが終わり、本日は中学生全学年での百人一首大会が行われます。
昨日はその説明会が行われました。

百人一首とは「ちはやぶる  神代も聞かず  龍田川  からくれなゐに  水くくるとは」のように57577の音で構成された百首の歌が書かれたカルタを取り合うゲームです。
普通のカルタと違うのは、読み手は57577と読んでいきますが、取り札には後半の77部分しか書いていないところです。
つまり、何も知らなければ後半の77を聞いてからしかとれませんが、57577全てを暗記していればより早く札をとることができるということです。
今回本校で行ったのは「源平戦」と呼ばれる百首を半分ずつに分け、自分の陣地の50枚の札を早く無くした方が勝ちというルール形式のものを本校流にアレンジしたものです。

百人一首の基本的なルールの確認から本校独自のルールまで。
実際に百人一首に触れながら説明を行っていきました。

定期テストが終わり、リラックスした雰囲気の生徒たち。
初めて百人一首にふれた生徒もおり、笑顔で楽しそうに説明を聞きます。

しかし、実際に競技の練習を始めてからは笑顔ばかりではいられませんでした。
カルタという競技は読み手の歌を聞き取りながら、眼で札を見渡し、見つけた後はできるだけ早く目的の札を取るものです。
高い集中力と反射神経が要求されます。

「静から動へ」

百人一首の競技をする選手の方々の中でよく言われる言葉です。

生徒たちの視線が少しずつ札に集中し、場が静かになっていきます。
読み手の声の後、札を取るスピードが少しずつ速くなっていきます。

十首読んだところで、説明会は終了となりました。
余韻を残しながらも、リラックスした様子の生徒たち。

放課後の職員室には百人一首を少しでも覚えようと生徒が暗記プリントを求めて訪れていました。
火が付いた生徒たちにはテスト後の気分転換とはいかないものになったようです。
生徒たちの勉強はもう少し続きます。

さあ今日もともに取り組んでいきましょう。

担当Y

※ 写真は昨日の様子。