「稽古」するということ


■海星高校入試
◇一次試験願書受付  1月10日~18日
◇一次試験日  1月21日
※入試詳細につきましては、海星HPをご覧下さい。URL  https://kaisei-ngs.ed.jp/jukensei/kaisei-koko-seito-boshu-yoko/

■男子サッカー部 平成24年度 長崎県高校新人大会 1月19日(土曜)~27日(日曜)
2回戦 10時00分(予定)  海星- 鹿町工業 対 鎮西学院 の勝者チーム 会場:長崎フットボールセンターA
■男子バレーボール部 平成24年度 長崎県新人戦 1月19日(土曜)~20日(日曜)
1回戦 海星ー壱岐商業   会場:北陽台高校
■吹奏楽部  演奏会
2月11日(月曜) 松ヶ枝国際ターミナルホール

 今日も寒い朝です。朝早くから登校してくる高校3年生が手をこすり、息を吹きかけながら坂を登ってきていました。
 ただ、教室に入り、席に着き、自習に入った彼らの顔には寒さを感じているような様子はみじんもありません。凛として、センター試験までの時間を悔いなく過ごそうとする姿があります。

 さて、昨日の剣道場にはこちらも凛とした様子で稽古に精を出す剣道部員の姿がありました。

 中学生の部員たちも高校生の先輩たちとともに稽古に励みます。
その部員たちは、1月12日(土曜)1月13日(日曜)に佐賀県で行われた競技力向上錬成会に参加をして参りました。対戦していただいた各競技チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OBの皆様におかれましてはいつもあたたかいご声援ありがとうございます。
 九州各県の上位のチームが合同で行うこの錬成会で本校は1日目は6勝3敗、2日目は4勝4敗という結果を上げました。実力伯仲のチームとの戦いの中で得た経験は選手たちにとって得難い財産になったものと思います。

 その積み重ねを糧に今日も稽古に取り組みます。

 

  ゆっくり、しっかりと体を動かし体を温めたあと、全員で黙想し、礼。準備を整えます。

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 気迫のこもった声とともに打ち込み稽古が始まります。相手を代わりながら、ひたすらに打ち続けます。

 「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす」

 江戸時代の剣豪、宮本武蔵が「鍛錬」について述べた言葉です。繰り返し、繰り返し。その中で技が磨かれていきます。

 ただ、何も考えず、ただ繰り返すだけでは意味はありません。

 「稽古」の「稽」という文字には「考える」という意味があります。つまり、「稽古」とは「古(いにしえ)を考える」という意味の言葉なのです。

 繰り返し、繰り返し、竹刀を振る。さらに、一振り前より己を磨くために一振り前の自分について考え、次に生かす、それが「稽古」

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 海星中学校から海星高校に進学した部員が海星中学校の生徒の打ち込みを受けている姿がありました。
 高校生の先輩にしてみれば、中学生の姿から昔の自分自身の姿を考えることもまた「稽古」なのでしょう。

 1日前、1時間前、1秒前の自分よりより良い自分であるために、さあ、今日もともに「稽古」をしていきましょう。

担当Y

※ 写真は昨日の様子