伝統と創造


昨日降りだした雨ですが夕方には止み、今朝は晴れていますが、長崎市内は深い朝霧にすっぽり覆われています。東山手もご覧の通り。

いつもはクッキリと見える長崎市の象徴『稲佐山』も霧で覆われています。

目をこらすと僅かに見えた山頂テレビ塔。

長崎市内は山が大変多いので、朝起きて見事な雲海を見られた方も今朝は多いと思われます。気温は15℃。今日はとても良い天気になりそうです。

今週の海星

今週は水曜日から第1回定期考査が始まります。完全下校は、いつもより1時間早い18時。最終日18日(金曜)は、中学2年生対象職業講話が実施されます。そして19日(土曜)は今年度・育成会総会を実施します。

宗教講話

さて先週金曜、毎月「初金」実施している宗教講話がありました。今月は4日が初金でしたが、ゴールデンウィークのため11日に実施しました。

初めに主の祈りを捧げた後、宗教部長による聖書に基づいた講話です。

「全世界に行って、福音を述べよ。」と言われたキリストの言葉を実践すべく、日本、ここ長崎でも始まった未来への種まき。

『福音』とは、「喜ばしい良い知らせ」「キリスト教の教え」です。

1892(明治25)年創立の本校。以来、ずっと続いている聖書を用いたキリスト教教育を通じて『道徳観』を養うのも、その教育の一つです。

明治・大正・昭和初期にかけては、キリスト教に対する国家の統制や監視の中にあって、所期の目的(期待すること)を達すべく先達は、昼夜を問わず努力を惜しみませんでした。

先達を支えたのは聖パウロの言葉。

「艱難(かんなん・・・苦しみ辛いこと)は忍耐を生み、忍耐は練達(れんたつ・・・熟練して奥義に達すること)、練達は希望を生む。そしてその希望は失望に終わることはない(ローマ書5章3-5節)

1945年8月9日、長崎市は一瞬のうちに焦土と化す壊滅の苦渋もなめました。何とか東山手にあった海星学園は全開を免れましたが、学校は進駐軍の兵舎として使用され、貴重な資料や歴史的遺品も焼失しました。

その後の復興への努力は筆舌しがたいものがあり、今日の発展を見るに至ります。ー125周年記念誌・青木勲マリア会日本地区長

音楽黙想

週に一度各HRである『宗教』授業を通じて、125年前と同じ聖書を手に先人達と同じく未来への種をまきつづけています。

ミサ

宗教講話後、マリアン聖堂では今月も祈りが捧げられました。

坪校理事長は、使徒達の宣教(使徒言行録)より引用し、私たちに語りかけました。

定期考査が終了すると、次週は『小満』節気。

小満とは、いのちが次第に満ち満ちていくことです。草木も花々も、虫も鳥も獣も人も、太陽を浴びて輝く季節。初侯は「蚕起きて桑を食う」です。

明治以来、皇居で皇后様が伝統的に行っている養蚕儀式が、来年の5月新天皇即位にともなって新皇后様に引き継がれるという報道がありました。

蚕が桑の葉を食べて育つ時分。伝統を尊び守りながら、美しい繭(まゆ)が新しく今年も誕生します。

※写真は、宗教講話。

平成30年 海星同窓会総会

■日時 2018年5月26日(土曜) 18時~
■場所 平安閣サンプリエール
■会費 5,000円(25才以下の方は2,000円 同窓会事務局・濱崎先生まで)

■お問い合わせ先
海星同窓会事務局(095)826-7321(海星学園内)