笑顔の喜び(学校活動)


 夜降っていた雨も上がってきました。本日本校は歓迎遠足です。道中、または目的地・唐八景では生徒諸君の様々な笑顔が見られることでしょう。

 遠足の実施に当たり、地域の皆様をはじめとする多くの方々のご協力ご理解に、毎年感謝の気持ちがつきません。本当にありがとうございます。

 

 19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの哲学者・ベルグソン。

 彼は人間をこう表現しています。 『人間とは笑う唯一の動物である。』

 

 笑いの種類は様々です。その笑いの中でも、人の大きさ・満足感・成長を感じることができる微笑みは、周囲の人達に大きな希望・勇気、そして感動すら与えてくれます。

 フランスからの留学生ソリンヌさんは、昨日 『日本とフランスの違い』 について発表をしました。流暢な現在も進行形で学んでいる日本語で説明し、時には黒板を使い、そして正しく綺麗なフランス語を発音してみせてもくれました。郵便関係では、フランス語が国際共通語ですが、私たちには馴染みはあまりないのが現実です。

 
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 私たちの使う日本語は、母音は5つ。子音は15といわれています。この2つの組み合わせで日本語の音節はできています。

『かきくけこ』 は 『Ka Ki Ku Ke Ko』 で、この時『K』が子音、aiueoが母音です。

 フランス語は母音数は16、その中で私たちには聞き慣れない12の口母音、4つの鼻母音があります。子音の数は20です。音節が異なるフランス語は、普段聞き慣れている英語と比べても新鮮で生徒諸君は驚いていました。

 

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 文化の違いを丁寧で流暢な日本語で話し、説明できるようになったソリンヌさん。その文化の違いも私たちには大きな驚きでした。

 例えば、フランスの学校には「体育祭・文化祭がない。」「お昼休みは1時間30分あるので、家に帰って昼食をとったりレストランに行ったりする。」「選挙権は18歳から」・・・など、皆笑顔で聞いていました。

 

 私たちの驚きの表情とともに出てくる笑顔。

 自分達が逆の立場だったらどうだろうと考えます。異国で日本についての説明を訪れている国の言語で説明し、そして母国語である日本語の解説をする。

 私たちが驚きながら笑顔を得ることができたのは、自然と出てくるようになった笑顔でソリンヌさんが話をしたからです。

 

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 笑顔の力。笑顔になれる力。

 最初は挨拶から始まった海星で過ごすコミュニケーション。

 生徒諸君の成長と同じく、本校に在籍し学ぶ海外留学生の皆さんに、また元気をいただきました。たくさんの人達の色んな表情の裏側には、成長がいつも見られます。みなさん、ありがとうございました!

 

 

□平成24年度 男子バレーボール部 

 4月21日(土曜) 長崎県大会春季戦  会場 西海高校会場   2回戦 島原高校

 

□男子・女子硬式テニス競技  H23 高総体 男子・女子団体・優勝

 テニス部ブログ http://kaisei-tennis.d2.r-cms.jp/    

 

※写真は、昨日の様子。