先輩の志望動機


進路研究

今日は全国的に真夏日になるという予報です。

 

今朝の気温は、17℃。

今週開催される高総体、週末各クラブ活動は精力的に活動し日焼けして登校した生徒の皆さんを昨日は沢山見かけました。そのような様子からも、『いよいよ始まる』という臨場感をいただきます。

 

さて昨日1校時、高校3年生は『小論文講座』、高校2年生は『教育実習生による進学体験講話』、高校1年生は『進路講話』を実施しました。

高総体前期間ですが、各学年の皆さんは来春を見据えた講座を受講しています。

 

高校1年学年会・白石先生は、今春卒業した69回生の取り組みを紹介しながら、2年後の未来を高校1年皆さんと考えました。

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(高校1年生 白石先生 進路講話)

目前にはまだハッキリしない高校卒業後のイメージかもしれませんが、白石先生は具体的な数字を1つ1つ解説しながら、皆さんと一緒に2年後・5年後・10年後を考えていきました。

 

教育実習生

高校2年生は、教育実習生による進学講話です。

かつて在校生の皆さんと同じ制服を着て同じ学び舎で過ごした先輩方が、教育実習生として進路選択研究について講話してくれました。

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(平成29年度 教育実習生)

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自分の意思をしっかり持って進路を考える大切さや、成功談ばかりでなく失敗した話も織り交ぜて在校生に話してくれました。

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年齢も近い先輩方の話は、在校生にとても響いていました。

 

「私自身もすぐ将来の目標や受験生と自覚できたわけではありません。今の時期は日々がむしゃらに取り組み、進路に向き合った際、自分の高校生活を振り返った時『あぁ、こんなに頑張っていたんだ。』と言える何かに取り組んで下さい。」

 

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2年生と対話をしながら講話を進める教育実習生もいました。

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文科省データを見ると、全国に4年制大学数は、国立86校・公立89校・私立604校で、4年制大学総数は、779校です。(平成27年統計による)

そして今後予想される人口推移。

 

■18歳人口推移(見込)
2017(平成29)年度 約120万人
2018(平成30)年度 約118万人 → 117万人 → 117万人 → 114万人 → 112万人と年々減少

2024(平成36)年度 約106万人
2031(平成43)年度 約100万人

 

「少子高齢化社会と言われている昨今ですが、難関大学が合格しやすくなったわけではありません。」

先週金曜日、木村2年学年主任が講話した言葉が、教育実習生の講話によって現実的に見えてきました。

 

 

「やはり将来自分はどのような職業に就き、社会に貢献していくかということを考えて、日々の授業・小テスト・提出物・定期考査・校外模擬試験を1つ1つ大切にしていって下さい。」

 

「私は部活動に励んだ3年間でしたが、それだけだったとは振り返ってみても思いません。やはり勉強にはしっかり取り組みました。ボランティア活動でもいいし、委員会活動でもいいと思います。自分自身でやっていると実感でき、かつ他の人に紹介されても誇れる何かに取り組んで欲しいです。」

 

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中学・高校と野球部に所属していた教育実習生の話を1つご紹介します。

「私は中学生の時、九州選抜に選出され台湾でプレーしました。対戦相手はもちろん外国人チームです。相手選手とは言葉も通じません。とても不安でしたが一度審判がプレーをかけると、普段通りその外国チームと野球が出来ました。その時私が思ったのは『ルールって素晴らしい』ということです。」

 

そして実習生はこう言いました。

「私たちが安全・安心に暮らせているのは法律があるからじゃないか、と、その時思いました。これが私が法学部を目指したきっかけです。」

 

 

志望動機は人の数だけあります。

先輩方の講話を聞き、さらに高校出口に輝いている光が見えてきました。

 

※写真は昨日の様子。