挑戦への旅


生物部が長崎市とコラボレーションして日々手入れをしている薔薇『長崎市まちぶらプロジェクト』。すでに数回海星ブログで紹介させて頂きましたが、年に2回花を咲かせるそのバラが今見事に咲いています。

長崎観光地のど真ん中に位置する本校。

近年は国内観光客の方々のみならず、海外から大勢の観光客がよく訪れます。海星修道院の景観も手伝って、思わず校内まで入ってくる海外観光客の方もいらっしゃいます。観光の一助になればと、目を楽しませてくれるバラロード。

生物部の皆さんの活動をよく見ると、薔薇が咲いているときは勿論、咲いていない期間の手入れに大変よく取り組んでいます。彼らがこのバラが咲いた薔薇を見る気持ちは私たち以上に感慨深いものがあるだろうと、容易に推察することが出来ます。

今朝の気温は16℃。

明日は「旅の日」。松尾芭蕉が『奥の細道』へ旅立った旧暦・元禄2(1689)年3月27日(新暦5月16日)に由来しています。

旅立ち

「アメリカの大学では、スポーツや勉強の面で奨学金制度があるので、テニスをベースに奨学金を出していただき、授業料や生活費の負担を軽減し、意義のある日々を過ごそうと思い渡米しました。」アメリカに渡り1年目に卒業生・小柳君が言った言葉です。

身長の半分ほどもある大きなトロフィーは4連覇を果たしたチームの証。TOPの写真は、その一員だった男子硬式テニス部OB小柳選手(66回生)です。ちなみに彼が海星男子硬式テニス部に在籍していたときに達成したのは15連覇。

今年の高総体。20連覇に挑む男子硬式テニス部。全国選抜大会やゴールデンウィーク愛媛遠征・瑞穂街での練習など、クラブ一体で練習に取り組んでいます。

平成30年3月・全国選抜大会出場

海星ジュニアと瑞穂町練習会

同じ厳しさ、同じ監督。鍛えに鍛え抜かれた高校時代を、OB小柳選手はこう振り返っています。

「アメリカに来て、正直何度もくじけそうになることがありました。それは勉強とテニスの両立です。私や他国から来たインターナショナル・スチューデントは勉強成績(GPA)をC以上に保たなければいけません。Dを取ってしまうとテニスが出来なくなり、Fを取ってしまうと母国に強制送還されてしまします。」

言語の壁も立ちはだかるテニス練習と勉強の両立。小柳選手は、こう続けます。

「プレッシャーのあまり泣いたこともあります。そんな時自分を救ってくれたのは、両親の励ましと、高校時代・東口監督に鍛えてもらい『最後までやり抜くことの大切さ』や『辛抱することの大切さ』を学んだことです。」

2011年青森インターハイ

全ての単位をB以上で取り、勉強・テニスの両面で良い成績を残すという新しい目標を設定し今もなお挑み続けている小柳選手。

「これからもキツいこと、辛いことが多々あると思いますが、海星で培った忍耐力で苦境を打開して行きます。」

In singles, junior transfer Hironori Koyanagi continues his impressive streak earning a 6-0, 6-2 win on court five. The SBCC transfer has now won seven straight singles matches and that win was also the 10th of the season for him, overall.

“Coach Muller has spent a lot of extra time with him and it has paid off and he has really found his game so it is pretty exciting,” Davis said.

※『シングルスにおいて編入生のHironori Koyanagiが、第5コートで6-0,6-2で勝つという素晴らしい活躍をみせた。Hironori Koyanagi選手は今シーズン10試合勝っており、現在7試合連続での勝利となった。ミューラーコーチは、『本当にエキサイティングな試合を見せてくれてるよ』と言っている。」とデービス監督は語った。』

 

海外でも活躍する海星OB。「夢はあきらめない限りかなう日が来る。」

 

※写真は、生物部活動及び硬式テニス部とOB小柳君。

平成30年 海星同窓会総会

■日時 2018年5月26日(土曜) 18時~
■場所 平安閣サンプリエール
■会費 5,000円(25才以下の方は2,000円 同窓会事務局・濱崎先生まで)

■お問い合わせ先
海星同窓会事務局(095)826-7321(海星学園内)