優勝 日本一


季節とともに暮らし、自然の中で過ごす。冬に落葉が覆っていた大地。春先、雪解け水があらゆるものを目覚めさせ活動をはじめ、芽吹いた色が互いの生物を迎えあう。

処暑・末候「禾乃登る(こくものみのる」頃。田んぼに稲が実り、稲穂が頭を垂らす時分。『禾』とは穀物を指します。豊かにみのったあらゆるものは、多くの人に恵みを与えてくれます。

先週末、今週末と体育祭・文化祭を実施している県内高校が多いようです。昨日はお天気が心配されましたが、深夜の大雨も朝には上がり無事開催されていました。高校三年生は「高校生最後の…」が枕詞につく行事が続く集大成の行事。太陽の恵みに感謝です。

第8回全国高等学校女子ラグビーフットボール大会

週末各クラブ活動は、公式戦・遠征・練習試合・練習に汗を流しました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

 

「小学5年生の時に、弟がラグビースクールに見学に行くというので一緒に行ったのがラグビーを始めたきっかけです。」

夏休み期間中に開催された公式戦。舞台は全国。

女子ラグビーフットボール九州選抜チームの一員として出場した、本校ラグビーフットボール部・末吉選手を本日は紹介させていただきます。

『第8回全国高等学校女子ラグビーフットボール大会』長野県会場で開催された決勝リーグ。小学生から始めたラグビーフットボールの集大成だと位置づけて、末吉選手はチーム全員で日本一をかけて全ての試合に挑みました。

■決勝リーグ(3勝1分)
九州選抜 20-0 関東選抜
九州選抜 5-5 中国選抜
九州選抜 21-0 近畿選抜
九州選抜 15-0 東海選抜

 

結果、九州選抜は見事優勝、日本一

「頑張って皆で練習に励んできて、本当に良かったです。とても嬉しいです。」と、喜びの報告をいただきました。

長崎県選抜チームの皆さん(参考:写真)

末吉選手は、フランカーとして出場。集大成として臨んだ全国大会。

「ラグビーを通じて学んだことはなんですか。」と話を聞くと、

「ラグビーでは、自分のポジション責任を学びました。」と彼女は言い、そして「自分の役割をしっかり果たしてチームに貢献することの大切さと喜びを小学校から続けているラグビーには教えてもらいました。」と、満面の太陽のような表情で答えてくれました。

様々な活動を報告いただく生徒皆さん。勝利した話ばかりではなく、無念にも実力を全て出し切れなかった話ももちろんあります。しかし、少し時をおいて話を聞きに足を運ぶと、皆さん素晴らしい表情をお土産に話を聞かせてくれます。それぞれの選手皆さんの現在過去にわたる情景が見えてくような臨場感をもたせていただく時が多くあります。

末吉選手も例外なく、小学生・中学生でのチームの話、出会った人達の素晴らしさ、支えてくれたご家族の話、海星ラグビー部で取り組んだ3年間、そして全国優勝日本一の一員としてチャレンジした今夏の話。

どれも達成感に満ちあふれた素晴らしい表情で話してもらった事が、一番印象に残りました。

前田監督(ラグビー部)は「ひたむきで素直な選手。素晴らしい仲間にも恵まれ、また長崎県から同じく選抜された選手の皆さんと切磋琢磨した成果が、日本一になったチームの一員として力を発揮できた理由だと思います。この三年間で力もつき心身ともに頼れるフランカーに成長しました。大変誇らしく思っています。」と、両手を挙げて喜びを語りました。

季節とともに暮らし、自然の中で過ごす。冬に落葉が覆っていた大地。春先、雪解け水があらゆるものを目覚めさせ活動をはじめ、芽吹いた色が互いの生物を迎えあう。今季節は『実りの秋』。

※写真は、末吉選手。(末吉選手プレー写真は、長崎県選抜でプレーする写真)