サイエンスキャッスル九州大会


明日からは三連休。

高校3年生は来週に迫ったセンター試験課外授業が実施されます。2年生・1年生は公式戦・遠征・練習試合。

公式戦では、ソフトテニス部がジュニア団体戦(松山テニスコート・13日)、女子サッカー部は西日本女子サッカー大会(南さつま市人工芝Gほか・12-14日)、柔道部は武道はじめ(県立総合体育館・13日)などです。新春始まってのこの連休も実りある時間にします。

今朝の気温は6℃。年始月。特に来週に天気が気になります。

サイエンスキャッスル九州大会

遡ること先月連休。

水俣市公民館にて中高生のための学会『サイエンスキャッスル2018九州大会~人と科学技術と環境の未来~』に生物部は参加しました。連休中は活動を充実させる絶好機です。

同大会の目的は、学技術を発展させることで私達は恩恵を受けて暮らしています。一方で、人間中心の科学技術の利用は、自然環境に大きな負荷をかけ、恩恵と同時に多くの課題も生み出しています。

サイエンスキャッスル九州大会は「人と科学技術と環境の未来」をテーマに、日本の環境首都「水俣市」で、人間と科学技術と環境の関係を見つめ直し、未来を創り始める場と活動する大会なのです。

特別講演会や高校生による口頭発表を通じて、このテーマに取り組んできました。

特別講演では「チンパンジーの目は心の窓~最先端視線計測センサー技術で、ヒトと動物の心の類似性を探る~」というテーマで熊本サンクチュアリ・京都大学高等研究院特定准教授・狩野先生の貴重な講演を聴講しました。

口頭発表では、九州各地から集結した高校生が最先端で研究を行っている審査員の皆様の前で発表に臨みました。

口頭発表7分質疑応答7分の計14分。審査員の先生方から鋭い質問が投げかけられました。「いつも以上に緊張しましたが、落ち着いてしっかりと答えることができました。」とは、発表した本校生物部部長の言葉です。

(緊張の中発表)

午後は特別発表が2つ行われ、その後ポスター発表の審査が行われました。

特別発表では、「研究で世界を変えるベンチャー企業の想い」という題目で、アグリライト研究所、AMI株式会社、キュオール、ケイ・アイ・ステイナー,九州大学/Science Groove、サイディン、ナノデックスなどの企業様によるプレゼンテーションを聴講しました。

最先端の研究者の方々の姿は、生徒たちが描く将来像とつながっています。ポスター発表では、各高校生の研究に対する情熱が伝わってきました。

口頭発表をした研究は、ポスター発表の審査対象にはなりませんが、興味を持ってくれた他校の生徒に対してプレゼンテーションを行いました。

私達生物部は、他校生徒と同様に、他の高校生ががどのような方法で何を研究しているのかとても関心があります。

変温動物である蝶やトンボが飛ぶ際に、熱を体内から発生させていることをセンサーで測定する研究など、目を見張る研究が多く発表されていました。

全国にたくさんいる同じ目標を持った同世代の仲間達。

冬休み・春休み・夏休み、そして連休・週末など、私達は多くの皆様からご協力をいただき交流を深め互いに切磋琢磨しています。今週末も実りある時間にしていきましょう。

 

※写真は生物部。