卒業写真


温度計を見るのが習慣になる12月。今朝の気温は昨朝より少しだけ暖かい7℃。

来週月曜から節気は『大雪』です。節気『小雪』の現在、寒さが進み雪が降り始めるころですが、日本全国から初雪の便りが聞こえてきています。

旧暦十月は「小春」ともいわれます。現在の新暦十一月から十二月上旬にかけてを指しますが、寒さが一転して時に暖かな陽気になることがあるからです。そんな日を「小春日和」といいますが、昨日のお昼は風の冷たさは若干感じたものの小春日和と表現していいほど青空が天まで抜ける素晴らしいお天気でした。

卒業写真

火曜日から高校では定期考査が始まっています。そして同時に午後の時間を活用し、高校3年各HRが卒業アルバム用の写真を撮っています。昨日某クラスの撮影にお邪魔しました。

撮影場所に選んだのは県立美術館屋上です。(ご協力ありがとうございました。)

クラスの皆さんは、12月この日、少しだけ早いですが3年間を振り返りながらクラス写真に臨んでいました。

「はい、ではこちら側を向いて並びましょう。撮影の時は、マスクを取って下さい。」

「これが卒業写真になるのかぁ…。」

「まさに長崎っていう場所だ。」

「嬉しいような、寂しいような。」

様々な声が聞こえる中での撮影でした。

本校は長崎市中心地に位置しています。学園周辺には全国的に有名な観光名所があります。そのさまざまな場所を選んでの卒業アルバム写真。

今年の高校3年生は学校行事が多くなかったこともあり、観光地での写真はアルバムに一層色を与えてくれそうです。そして実はこの観光地で撮影する卒業アルバム写真は、戦前からの学園名物でもあります。

車社会になる前のオランダ坂
(まだ道幅が今より格段に狭いのがわかります)

長崎大水害よりはるか前の眼鏡橋
(川の端から家屋が立っているのが見てとれます)

先輩方も思い出とともに撮影した卒業写真。

昨日撮影中、ちょうど五島列島からの船がちょうど長崎港に寄港しようとしていました。

※写真は昨日の様子。