永遠の一瞬(学校活動)


 

□平成23年度 海星高等学校 第64回 ・海星学園 第114回 卒業証書授与式

 開 式  3月 1日(木曜) 10時00分~

 

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 朝が日に日に明るくなってきました。朝から行きかう人達の表情、朝の景観、夜明け前を思わせる街の光から、鮮やかになろうとしている木々の色が見えてくるようになった朝です。

 

 昨日放課後、生徒会室を訪れると、同じ原稿を何度も何度も読み返している生徒会長がいました。

 「お世話になった先輩方に気持ちを込めれば込めるほど、緊張が増してきます。」

 

 現在、卒業式の準備が学内のいたるところで進んでいます。

 明後日の木曜日、本校は卒業式を控えます。大役を果たすたくさんの在校生がいます。その一人、現生徒会長が原稿の推敲に追われていました。

 「中学校の時に、『全校生徒の代表として話す』という経験はありはするのですが・・・。」

 「緊張しているのかな?」

 「はい、先輩方の活躍で年々学舎をともにする海星高校の生徒は増えています。これほどの大人数を前にした式典で、自分が代表として話をする機会を得ると、日に日に緊張が込み上げてきます。」

 

 大人になるとここ10年の事さえも記憶の中で風化しがちになりますが、学生時代の体験は何歳になっても残っています。

 自分の知っている語彙数が自分の知っている世界の限界とはいいますが、高校生の今、自分が知っている言葉を存分に活用し、先輩方に思いを伝えましょう。それが最も美しい贈る言葉です。きっと先輩方も皆さんの思いに応えてくれる言葉を君たちにかけてくれます。

 出会いの場面と別れの場面は一度きりです。

 一度きりだからこそ、大人になっても心に綺麗に刻まれ残っているのです。もし風化してしまったとしても、その時の言葉は印象やイメージとして心に残り、大人になった君たちの背中を押してくれる核にきっとなります。

 今の先輩方への思いを一瞬でやりすごしてしまうのではなく、貴重で愛しいものにしよう。卒業してからも永遠に続く母校をともにする先輩方への思いが大きく、そして感謝の気持ちが深ければ、高校生である私たちの気持ちは言葉で輝きます。

 背伸びのない今の言葉を大切にして。

 

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□男子・女子硬式テニス競技  H23 高総体 男子・女子団体・優勝

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※写真は、昨日の様子。