13回目の挑戦

今大会、チームとして完全な状態にはほど遠い状態でした。

しかし、第39回目を迎えた全国選抜高校テニス九州地区大会で県勢男子初の決勝進出を果たすことが出来ました。

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大会要項から歴史をさかのぼると、これまで12回準決勝に進出しながらも、全て阻まれてきました。

チームは県大会から主力選手を怪我で欠き、さらに九州大会直前に2番手の小野も怪我という難しい状況でした。

その状況の中で、この結果を出すことが出来たのは、チームの結束力が高まったからだと考えています。

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1・2Rでは、ダブルス2の予定だった中井・田畑を当日にダブルス1に変更、ダブルス2に大事な初戦で2年生の中嶋、2Rでは1年生の力丸を起用しました。

急遽ダブルス1となった中井・田畑は、初戦の堅さと相手の勢いに押され、苦しい試合展開でしたが、徐々にお互いの持ち味を活かし、逆転に成功。

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ダブルス2では多少のエラーがある中でも許される状況も多いため、D2→D1への変更は少なからずプレーに影響した部分があったかと思います。

それでも、2人がしっかりとお互いを認め合うことで、場面に応じた選択が出来たと思います。

そして、ダブルス2に出場した竹本・中嶋は初戦で勝敗の決した後でしたが、試合前に確認したプレーを最後まで冷静に取り組むことが出来ました。

中嶋にとっては、初の九州大会ということでしたが、自信を持ったプレーができたと思います。

また、団体戦初出場となった1年生の力丸も、決勝ではシングルス3を務めるなどチームに欠かせない存在となっています。

そして、シングルス1として全試合に出場した藤永は、準決勝まで危なげないプレーを見せましたが、決勝では自らプレーのリズムを狂わせ、相手のペースに合わせてしまいました。

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自分で何とかするという意志を持ってくれたことは、非常に頼もしくもありますが、まだまだ自分の弱さも認めて取り組むことで、結果を変える自分自身の理論を持てるはずです。

シングルス2に出場した藤浪は、小さな身体で大きな重責を背負いながらも、チームのためにタフな試合を乗り越えてくれました。

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準決勝では、0-3から相手の特徴を伝えると、プレーを大胆に変えて逆転することが出来ました。

試合の中で戦術を変化させるだけでなく、変化を結果へと導くためには自分自身が諦めてはいけないポイントがあることを感じることが出来たはずです。

全国までに誰よりも走り、ゆるがない体で勝負できるように取り組んで欲しいです。

今回、単複での出場となった落石ですが、これからもチームの穴を埋める存在として、自覚して準備していかなければいけません。

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竹本と中井の2年生は、ダブルスを知っている選手ではありますが、自分のイメージとは遠い内容とプレーの連続だったと思います。

今回、ダブルスを作り上げて臨むことが出来なかったので、3月までには2人が中心となり、ダブルスを作り上げていく意識を持って欲しいです。

今日からテスト前休みとなり、テニス部としての活動も休止となります。

テストが終われば、すぐに佐世保Gで行われる長崎サーキットもあります。

長崎サーキットドロー

ぶっつけ本番となりますが、九州選抜では出来なかった積極的なプレーを見せて欲しいです。

明日も応援よろしくお願いします!!

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