満喫、芸術の秋


 

この時期特有の形も濃淡もそれぞれ違う美しい雲が目を楽しませてくれる秋陰の朝、気温は20℃。好天に恵まれ、暑さが続く日々でしたが、週末にかけて秋雨前線が季節を再び秋に戻してくれそうです。

 

そんな本日10月13日(金曜)は旬の食材『さつまいもの日』。その由来はさつまいもの別名『十三里』から。

江戸時代、京都の焼き芋屋さんは焼いたさつまいもが栗の味に似ていたことから『栗(九里)にはやや及びませんが』という洒落で焼き芋を『八里半』と名付けました。

その後、江戸小石川の焼き芋屋さんが、『栗(九里)より(四里)うまい十三里』という看板を掲げたところ、その洒落が江戸っ子の中で評判を呼び、『さつまいも=十三里』となったようです。また、美味しいさつまいもの産地だった川越が、江戸から十三里のところにあるため『十三里』と呼ばれるようになった、という説もあります。

『食欲の秋』。秋も深まり、温かな焼き芋が恋しい季節となっていきます。

 

本日まで中学1年生は『練成会』中学2年生は『職場体験学習』に臨みます。中学3年生はいよいよ来週17日(火曜)から修学旅行に出発します。

第3回オープンスクール

明日は『中学校第3回オープンスクール』を実施します。入試説明後、国語・算数・理科・社会の入試対策講座を行います。参加者の皆様の進路実現のお手伝いができれば幸いです。

中学サッカー部部活動体験

また、来週17日(火曜)と24日(火曜)は『中学サッカー部部活動体験』を行います。ぜひ、本校サッカー部と人工芝のグラウンドで一緒に汗を流しましょう。

中学美術部

さて、本日は『食欲の秋』だけでなく、『芸術の秋』もご紹介します。

備え付けられた大きな窓から稲佐山、長崎港、大浦天主堂、女神大橋といった海星からの美しいパノラマを一望できるステラ館美術室、活動しているのは中高合同の美術部です。

(美術室の窓からの風景)

写真を撮りにいくと、赤から紫へ、夕闇に沈む街並みの中、客船が美しい輝きを放ち始める時間でした。

 

 

「高校生と一緒に活動しているので、高校生の先輩が描いているものを見て、刺激を受けています。知らないアーティストを教えてもらうこともあるので、そういう意味でも幅が広がります。」

中学生の部員が話をしてくれました。

 

美術室前には部員の力作がずらり。

 

 

画用紙を用い、自分の好きなテーマで行う作品制作や、興味を持った技法を試す作品研究が日々の取り組みです。学園祭や中学文化発表会にて作品を披露することもあります。

現在は『こども県展』に向けて作品を仕上げています。

 

 

「普段は画用紙に絵を描くことが多いのですが、こども県展では、立体の作品も作っています。イメージが形にできず苦戦していますが、今回の製作で作品の幅が広がればいいなと思っています。」

 

 

「私はペンで描くのが得意なので、それを活かしてペン画を出品しようと考えています。締め切りまでに満足できるところまで書き込めるか心配ではありますが頑張ります。」

 

 

動機も作品傾向もそれぞれです。

「身近に完成されたものが溢れ、『モノづくり』をすること自体が生活の中からも減っている現代で、一から物を製作する過程で考えを深めたり、表現活動をすることで味わうことができる喜びを感じてくれたらいいなと考えています。」

顧問の團先生の言葉です。

 

 

何を表現したいのかという始まりから、イメージを膨らませ、設計図を思い描き、画材や道具を選び、試行錯誤を経て生み出される形。

0を1にすること。

それは受け身ではけっして成し遂げられない『自分から』が必ず必要な行為です。

 

 

過程から結果まで丸ごと満喫する美術部部員たちの『芸術の秋』。部員それぞれの形の完成がとても楽しみです。

※ 写真は美術部の様子。