駆け抜けた1年間


本日は旧暦のお正月にあたる『春節』です。

それを祝う行事である『春節祭』を起源とする、『長崎ランタンフェスティバル』が、本日から始まります。海星学園近く『湊公園』をメイン会場として毎年、夜を払うかのように美しく輝く極彩色のランタン、オブジェの数々が早春の訪れを感じさせてくれます。

今朝の気温は7℃、昨日までの雨もやみ、本日は曇り空。お天気が心配されましたが、本日中学校は予定されていた『強歩会』を実施します。

合唱同好会

さて先日、読売新聞社様に合唱同好会を取材いただきました。関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。記事は3月ごろに掲載予定だそうです。

合唱同好会が発足したのは、昨年のちょうど今頃です。

中学3年生を送る『予餞会』を最初の舞台として、今年度はミニコンサートやオープンスクール、宗教講話でも見事な歌声を披露してくれました。

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( 昨年度、予餞会の様子 )

( ミニコンサートの様子 )

( オープンスクールの様子 )

( 宗教講話、1500名の前での合唱 )

昨年8月、最初の目標にしていた『NHK全国学校音楽コンクール』に参加、その後、昨年度末に純心大学で行われた『第24回 ヴォーカル・アンサンブル・フェスティバル』に伴奏として中学2年生 粟田君を加えたメンバーで臨み、ジュニアの部(中学生)にて『フェスティバル賞(第1位)』と『長崎純心大学長賞』を同時受賞するという見事な結果を残すことができました。

(『NHK全国学校音楽コンクール』の様子 )

(『第24回 ヴォーカル・アンサンブル・フェスティバル』の様子 )

合唱同好会の皆さん、浦川先生に話を聞くと、『少人数』『バラエティー性』というキーワードから1年間の成長を感じることができました。

少人数での合唱

合唱同好会の演奏を聴いたとき、少ない人数でありながら一人一人の真っ直ぐとした歌声が調和し、作り上げるハーモニーの美しさが印象的です。

8月のコンクールでは、『人数を感じさせない』と、審査員から講評をいただけるほど、堂々と歌いきりました。

「人数が少ないので、一人一人の声がハーモーニーを左右します。ほんの少し音がズレただけでも間違いが目立って聞こえるんじゃないかという恐怖心はありました。」

そう話す部員もいる中、その少人数ということが逆に部員を成長させることができたと顧問の浦川先生は話してくれました。

「音楽は人数が少なければ、少人数でしかできない演奏や魅力があります。そこを強みととるか、弱みととるかとらえ方次第で音楽は良くも悪くもなります。この一年は少人数ということを強みとして取り組むことができたと思っています。」

「初めは5名ほどで発足した合唱同好会ですが、合唱経験者がいたこともあり、それぞれ教えあいながら自主練習をベースに活動してきました。演奏する曲の歌詞についても、一つ一つの言葉を大切にしていくことなど、細やかなところまで話しあうことができたことは、共通意識を持つ上で大切だったなと改めて感じます。これも少人数の強みでした。」

バラエティー性に富んだ部員たち

合唱同好会のメンバーは、合唱同好会に所属しながら、他の習い事を行っている生徒もいます。ダンス、ギター、ピアノなど合唱以外の様々な特技を持ち供えています。

そういったそれぞれの能力を尊重し、活かしあいながら活動に取り組んでいることもこの同好会の強みです。

( 『文化発表会』にてダンスを披露する有志生徒 )

純心大学で行われた『ヴォーカル・アンサンブル・フェスティバル』では、曲決めの段階から生徒たちが参加し、伴奏も生徒たちで行いました。その際に、ギターの伴奏も入れることにしました。

「最初は少し斬新すぎるかなと思いましたが、私たちにしか演奏できない音楽に仕上がったように思います。」

人数が少ないからこそ、アイデアを出し合い、自分たちの能力を最大限に活かそうとする合唱同好会の取り組みは来年にも続いていきます。

「来年度は部員も増えるかもしれません。男子が入ると、合唱の構成も変わってきます。部員の数や構成によって、また来年度は今年度とは全然異なった取り組みになるかもしれませんが、そこが合唱の醍醐味でもあるので、その時その時を楽しんでいきたいと思います。」

駆け抜けた1年間、合唱同好会のこれからの活躍にも是非ご期待下さい。

※ 写真は合唱同好会の様子