愛されるもの


台風7号のため昨日は臨時休校でした。今朝のお天気はまさに『台風一過』となり青空が広がっています。気温は25℃。

冒頭写真はステラ館4階での週明けの1コマです。

「この眺めの中に世界遺産が3つもあります。どれだか分かるかな。」

「1つはもちろん分かりますよ。大浦天主堂ですよね。」

6月30日(土曜)『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』が『世界文化遺産』に登録されたというニュースを見て喜ばれた方も多いのではないでしょうか。

日本では22件目の世界遺産、本県では平成27年に登録された『明治日本の産業革命遺産』に次ぎ2件目です。先生からの問いかけに景色を見回します。

「あっ、分かりました。グラバー園と三菱造船所のあの大きなクレーンですよね。」

「すごい、よく分かったね。考えてみるととても贅沢な風景だね。」

異国情緒が残る東山手の景色、オランダ坂を下れば『孔子廟』へといたります。目線を上げれば鍋冠山中腹、世界遺産『旧グラバー住宅』を残す『グラバー園』。そのまま視線を右に向けていくと『女神大橋』、長崎港をはさんで三菱造船所には世界遺産『ジャイアント・カンチレバークレーン』、そして稲佐山も臨むことができます。

風景の宝探しのような会話が弾んだ放課後でした。

長崎と砂糖 中学1年生『長崎学』

さて、その長崎を調べていく『長崎学』が進行中なのが中学1年生。25日(月曜)に行ったのが『長崎と砂糖』の関係についての学習です。

先日の海星ブログでお伝えした通り(『長崎学』始まる)、5日(木曜)に長崎を代表するおいしいお菓子を作る体験をさせていただく予定です。まずはその準備から。

江戸時代鎖国中、海外との唯一の窓口であった出島に荷揚げされた砂糖は、長崎から佐賀・福岡と続く『長崎街道(シュガーロード)』を運ばれていきました。街道沿いには砂糖と菓子作りの技が伝わり、砂糖をたっぷりと使ったお菓子は今も各地の銘菓として名を残し多くの人に愛されています。

胃袋をきゅっとつかむような映像の数々に生徒たちから「おいしそう!」の合唱が響きました。『カステラ』や『鯉生菓子』、郷土料理としては『大村寿司』なども砂糖を多く使った料理です。

長崎調べ

お菓子作り体験が終わった後は、海星から歩いて行くことができる歴史的建造物や観光地について調べていく予定です。映像の後は、いよいよ本格的にどの場所を調べるかを決めていきました。

現在まで受け継がれたきた景色。受け継ごうとした人、すばらしさを広めようとした人がいるからこそ今があります。これからの学習は『長崎を愛する人たちが傾けてきた努力』を知る学習でもあります。

世界遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』も10年以上の紆余曲折の末、多くの人々が情熱を傾けた結果として登録決定という結果を生み出しています。

実際の建築物や残された文献といった先人たちの情熱のかけらを調べてまとめて上げていくことで長崎のことをもっと好きになり、誇りに思って欲しいと考えます。そして、成果は11月『文化発表会』へ。

長崎を知り長崎を紹介する活動は2年生では自分を知り自分を紹介する活動へと変化していきます。『職場体験学習』へ向けて事業所の方へ提出する『履歴書』を作成中の2年生。6日(金曜)はその様子をお伝えします。

※ 写真は中学1年生・2年生の総合学習の様子。