未来が変わる


衣替えの季節。昨日6月になってから一段と夏服姿の方々を見かけるようになりました。

学生は制服なので、私たちより衣替えには敏感で季節ごとに先取りして袖を通し次の季節を楽しんでるように感じます。古くは平安時代に始まったといわれる『更衣』というならわしですが、現代社会になってもその習慣は大切にされています。

梅雨の晴れ間が見られる今朝。サーッと吹く風が、半袖に気持ちが良いです。

未来が変わる

朝「おはようございます。」という一声で、一日が始まります。

「おはようございます。」と挨拶を返されて、爽快な気持ちにならない方はいらっしゃらないでしょう。さらにそこに「ニコリ」という笑顔や「今日は良い天気になりそうですね。」などの一声をいただけると、なんだか素晴らしい一日が始まりそうな予感さえいただきます。

5月29日(金曜)1校時、エトワール館にて中学2年生全員が「就職講話」を受講しました。この講座講師は、本校進路指導部で就職を担当している鶴野先生です。

「挨拶ができる、そして挨拶後の日常会話もできるワンランク上のコミュニケーション。」

「自分の短所が言えるなら、自分の長所も相手に伝えられるようになろう。」

「私たちは何のために働くのか。考えて、それを相手にしっかり伝えよう。」

将来の自分を想像する。

医学部医学科に3月に合格した先輩、念願だったアパレルブランドで活躍する先輩、幼い頃から夢を叶えた先輩方の現在の活躍交えを見て楽しみながら、いろんな事を学び発見しました。

先生が語りかける度聴講した中学2年生皆さん達は、時にはクラスメイトの様子をうかがいながら真剣に考え耳を傾けました。

講座が始まったばかりの頃の生徒皆さんは、リラックスした様子。

しかし聴講が進み先生から実際にお辞儀や座り方、声の出し方を教わると・・・

男子のみんなは軽く拳を握って膝の上に置くようになって座りはじめ、

女子のみんなは右手の上に左手を重ね、膝を揃えて座るようになっていました。

講話が終わる頃には、背筋が伸び、視線も上がり、話を聴く姿勢やお辞儀が見違えるようになりました。未来の自分が随分イメージできたようです。

周りの働きかけを素直に受け入れることができれば、意識が変わります。挨拶前の立ち姿も見違えるように美しくなりました。

「聴講姿勢が素晴らしく、素直で明るい中学2年生皆さんと一緒に時間を過ごせて良かったです。」と、講話後先生は会場を後にしていきました。

挨拶する前、挨拶したあと、「ニコッ」と笑顔をひとつできるだけで私たち一人一人の印象は変化します。

そこに灯った小さな明かりは、重なると大きな明かりになり社会全体を輝かせてくれます。私たち一人一人の存在はそれほど大きく、また私たち自身も明るい挨拶によって受け取るものが増え、可能性が広がるのです。

人間関係の基本である挨拶がもっと気持ちよくできると、きっと未来が変わります。意識が変われば、言葉や態度、行動が変わります。

最後に・・・講話会場エトワール館のシートを敷き、全員分のイスを並べてくれたのは誰だと思いますか?

シートを敷いたのは前日部活動練習を終えて学校に戻った中学野球部寮生と中学野球部監督・野口2年学年主任。

そして椅子を並べたのは、講師の鶴野先生です。先生にお願いしたのは講話の講師だけですが先生は当日朝早めに出勤して会場に行き、イスを並べてくれていました。

 

仕事というのは要求されたことだけでなく、それ以上のものを見つけて動くことが必要です。それを自らの行動で示してくれた仲間や先生達の言葉だからこそ、生徒皆さんの心になおさら深く響いた講話時間でした。

※写真は就職講話の様子。(中学担当)

6月2日

校長 武川 眞一郎

おはようございます。今朝の気温は17度 天気は晴れです。

アジサイが満開です。膝ぐらいの高さのものから腰の嵩までのものまで、学園の敷地にいろいろなアジサイが咲いています。色も白色、ピンク、薄青などなど色鮮やかなアジサイです。アジサイには雨が似合います。南部九州が梅雨に入っていますので長崎ももうすぐ梅雨ですよとアジサイが教えてくれているようです。

昨日、このブログをご覧になった方から「モンテーニュの言葉は含蓄がありますね。」と言われました。恥ずかしながら、モンテーニュの名前は、高校の倫社で教わっただけで哲学者としか知識はありませんでした。八田会長の選手を激励する文書の中に「運命は我々に幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ」とあり、改めてモンテーニュの名を呼び覚まさせていただきました。

運命(外部からの力)は自分自身どうしようもないが、それを基に自分の力を引き出させるかということだろうと自分なりに解釈し、良い言葉と感じ入った次第です。生徒に皆さんも将来を変える力になってもらいたいです。

「新しい生活」を確立し感染症に対応できるように私達の日ごろの行いを点検し実践していかなけらばならないと痛感しています。

社会も頑張っています。君たちもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。

次の「3つの密」を実践してください
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)

 

(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。