「理科離れ」とは言わせません vol.2


高校は明日から2日間『新共通テスト』です。中学生の私達、すぐそこにある未来。先輩方には思う存分日頃の成果を発揮していただきたいです。

また、来週火曜日・水曜日は高校入学試験を実施します。受験シーズン突入の1月2月そして3月がいよいよ本格的に始まりました。全ての受験生皆さんの成功を祈願いたします。

海星ブログ、次回更新は来週21日(木曜)です。あらかじめ連絡申し上げます。

「理科離れ」とは言わせません vol.2

2025(令和7)年から『新共通テスト』には「情報」科目が加わります。

実施教科は、国語・地理歴史・公民・外国語・数学・理科・そして情報となります。(※注 地理歴史・公民は現在の10科目→6科目に変更予定)

情報では、「プログラミング・情報通信ネットワークの活用」がうたわれ、パソコン・タブレット活用が適当→マークシートで出題予定、と現時点ではされています。受験科目、進む理数系への傾向。今日は本校理数系教育、その中での理科授業の様子を紹介させていただきます。

 

現在、中学1年生の理科は、「力と圧力」という単元に入っています。これは、指定された物体にはたらく力を矢印で表す学習です。物質界にはさまざまな力が存在していますが、力そのものは目には見えません。目に見えるのは、力のはたらきによって生じた現象だけです。

物体にはたらいている力の向きやその大きさを正しく理解するのは難しく、勘違いしてしまいがちです。

物理が専門で、1年理科を担当している阿部先生。

「高校でも、物体にはたらく力の向きや大きさを正しく把握できると、スムーズに次の学習へ進むことができます。授業で知識のインプットを行うだけでなくアウトプットすることで理解を深めてもらえるように、複数の問題にチャレンジし、班活動と発表をやっています。」

生徒の皆さん方は、間違いを恐れず、自分の考えを書き込み、声に出すことで意見を交わし、よい発表になるようにさまざまな準備を行っていました。その学習過程を見ると、可能性は無限大であることを実感します。

発表当日には、疑問に思ったことには挙手して発表者に尋ねるなど、お互いの考えをぶつけ合う場面も見られました。

 

身の回りのさまざまな現象や科学技術の背景にあるのは理科で学ぶ内容です。理科への興味や関心は、さまざまな分野への理解や探究心のベースになります。

近年「理科離れ」が言われていますが、本校の生徒達にとっては縁遠い言葉のようです。

※写真は理科授業の様子。(中学担当)