願いが叶った日


一昨日、梅雨明けも発表され、いよいよ夏本番です。

本校にも、明るいニュースが舞い込んできました。

7月11日(日)、国民文化祭・百人一首競技かるた部門の長崎県代表選考会が行われました。

長崎県代表8名の中に、本校の百人一首部の中学3年生と高校2年生の2名、そして本校百人一首部OGの1名という本校関係者3名が選出されました。

国民文化祭とは、文化芸術活動の発表・競演・交流などを行う国内最大の文化の祭典です。

今年は、10月30日~11月21日の約1ヶ月にわたって和歌山県で行われます。

百人一首競技かるた部門は、11月6,7日です。

中でも一番年下の中学3年生の彼女は、中学玄関にあった七夕の笹にも、こんな短冊を書いていました。

今年の選考会は、県外から移籍してきた格上選手も出場する厳しいものでした。

一回戦は高校生との対戦に僅差で勝利し、二回戦にコマを進めました。

しかし、その二回戦の相手は、昨年まで一緒に切磋琢磨していた海星百人一首部OGで、代表にも選出された選手でした。

全力を尽くしたもののたった1枚の差で負けてしまいました。

気持ちを切り替え臨んだ順位決定戦で、代表最後の一枠をつかみ取ることができました。

笹が処分される前に手に入れた短冊を持つ彼女に、話を聞きました。

「今回の試合では、本当に札に恵まれませんでした。最後の最後で相手の札が出て、取られてしまいました。

二回も運命戦(互いの残り札が1枚ずつになること)になるなんて、とてもきつかったです。

国民文化祭では、他県の格上選手と当たります。

でも、決して諦めずに1枚でも多くの札を取り、これからの試合に活かせることを一つでも多く学ぶつもりです。」

と、目を輝かせて話してくれました。

毎日コツコツ努力し、憧れの舞台に立つ願いが叶ったことを、彼女と共に喜びたいものです。

そして、本校から長崎県代表として出場する二人への応援を、よろしくお願いします!