長崎への恩返し


海星中学校第1回オープンスクール開催決定

 

現在、Webでのお申込みを受付中です。

締切は5月31日(火)、たくさんのご参加をお待ちしております!

 

長崎への恩返し

 

部活動の練習に励む活発な声が校内に響き渡る放課後。

今年2月に現役を引退された元プロサッカー選手の兵藤慎剛さんが、母校を訪ねてくれました。

2000年に海星中学校を卒業した兵藤さんは、U−20日本代表やJリーグで活躍されました。

引退後は長崎県の技術向上のために活動される予定です。

現サッカー部顧問・松崎教諭の教え子でもある兵藤さんは、5月24・25日の2日間にわたり、海星中学サッカー部OBとして指導に当たってくださいました。

 

「何を見る?相手・味方・空いているスペースを見るんだよね」

「今ボールがつながらなかったのはなぜだろう。ミスをするのはいいから、なぜミスしたのかすぐに考えることが大事だよ」

「ナイスゴールだったけど、ディフェンスはどうだっただろうか。ちゃんと考えて動けていたかな」

技術力だけではなく、一つ一つの練習の意味やプレーの意図について理解し、「考えることの大切さ」を語りかけてくださいました。

 

「ナイスプレー!いい準備ができているよ!」

「声が出るようになってきたね!その調子だ!」

始めは憧れの大先輩を前に緊張していた部員たちも、兵藤さんの明るく優しい雰囲気の中、のびのびとしたプレーができるようになっていきました。

「松崎先生からいい機会をいただき、長崎の恩返しのはじめに、

こうして母校で、自分の経験を後輩たちに伝えられることを本当に嬉しく思います。

技術だけではなく、“考える力”を身につけてほしいです。」と話してくださった兵藤さん。

 

後輩たちからの質問にも丁寧に答えてくださいました。

サッカー部員:「中学生の時にプレーや練習で大切にしていたことはありますか?」

兵藤さん:「上手な先輩に1対1での練習をお願いしていたよ。勝てなくても、そこからどこがいけなかったのか、明日はここを改善しようなど、失敗を繰り返しながらもただただ強くなることを大切にしていたよ」

 

最後には、中総体に向けてのエールを送っていただきました。

「この2年間コロナ禍で思うようにできなかった悔しさや日頃のトレーニングの成果を十分にぶつけてほしい。

結果が全てではありませんが、チームみんなで少しでも多く勝ち残れるよう、これまでの積み重ねを100%出し切ってほしいです。」

中総体に向けた最後の追い込みの中、サッカー部員にとって貴重な時間になったことでしょう。

兵藤さん、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。