喜び


三日間連続で雨が残るためか、少しだけ肌寒さを感じる朝。気温は16℃です。

立夏の雨は、ゴールデンウィークではやった気持ちを落ち着かせてくれます。今朝は優しい肌をなでるような霧雨。

端午の節句はすでに終えました。節句は一年の節目を祝う日です。旧暦時代に中国から伝わった五つの節句。『人日(じんじつ)・1月』『上巳(じょうし)・3月』『端午(たんご)・5月』『七夕(たなばた)・7月』『重陽(ちょうよう)・9月』。

どれも奇数の月ですが、古代の人たちはそれぞれ縁のある食べ物を食べ、恵みをいただき、健康で長生き、大地の力を得てきました。(七草がゆ・桃の花・柏餅、粽・笹竹・菊、栗ご飯)

朝礼

子供の成長を祝うのは何よりの喜びです。

江戸時代、端午の節句が庶民にも広まり『旗差物(はたさしもの…戦の時に目印にした旗)』に起源を持つ『武者のぼり』が『鯉のぼり』に形を変えて登場し、子供の身の安全や豊かな成長を願うようになったことからも、古今東西の人たちがそれに喜びを感じていたことに疑う余地はありません。

ゴールデンウィークあけの昨日月曜日1時間目、本校は朝礼を実施。焼けた真っ黒の肌で精悍さが一層増した生徒皆さんが、多く見られました。

朝礼開始

昨日の朝礼。武川校長は、まず初めに学校に届いた感謝の手紙を全校生徒に紹介しました。

内容は女子サッカー部の一人の生徒が、バスの車内で行った行為に対する感謝の手紙です。筆をとっていただいた方に、心から御礼申し上げます。

朗読後武川校長は、「私たち一人一人が海星です。無償で奉仕する行いも、もしくは仮にその反対の行為をたった一人がしたとしても、それは海星がおこなったことです。女子サッカー部の生徒が行ったことに私は心から感謝し、また自らを含め自戒し、皆さんと一緒に海星ファミリーの一員という自覚を一層持ちたいと新たに思いました。」と、私たちに語りかけました。

さらにまもなく一週間前になる定期考査を前に中学1年生、高校1年生、そして全校生徒に『定期考査』について声かけをしました。

各種表彰

校長講話後におこなわれた各種表彰。

真っ黒に焼けた生徒の皆さんが、次々に登壇しました。

男子硬式テニス・女子硬式テニス部・男子バドミントン・男子卓球・弓道・バレーボール・中学柔道・百人一首・声楽。強化指定の任命やそれぞれの大会で優勝、準優勝を含む好成績をおさめ、表彰されました。

菖蒲枕に菖蒲湯、菖蒲の箸置きに菖蒲打ちと薬玉。

どれも無病息災を祈る『端午の節句』前後の習わしです。紀元前4世紀・中国戦国時代に活躍した詩人・屈原に由来する端午の節句にたべる粽(ちまき)。

日々チャレンジする生徒の皆さんが大きな拍手を浴びながら全校生徒1,400名を前にして賞状を受け取る姿に、大きな喜びを感じながら始まった一週間。

※写真は昨日の様子。

平成30年 海星同窓会総会

■日時 2018年5月26日(土曜) 18時~
■場所 平安閣サンプリエール
■会費 5,000円(25才以下の方は2,000円 同窓会事務局・濱崎先生まで)

■お問い合わせ先
海星同窓会事務局(095)826-7321(海星学園内)