あたたかい音色 コンテストに向けて


明日から節気は『小雪』です。今朝も気温は昨日と同じ8℃。まるで待ちかまえている二十四の節気に向かって合わせるかのように、天候が染まっています。

小雪・大雪・冬至・小寒・大寒、そして立春を迎える一年。寒さが増す昨今ですが、たまにその寒さが和らぎ、暖かい日射しに包まれた陽気になる時があります。そんな日を『小春日和』といいます。

擦り合わせていた手を太陽に向けてかざし、節気の寒さを忘れる至福の日。

吹奏楽部

毎年のクリスマスミーティングをはじめ、学校行事でいつも大活躍している吹奏楽部。

中高一貫で活動している、その吹奏楽部出場・アンサンブルコンテスト時程が決まりました。

平成30年度 アンサンブルコンテスト 会場 諫早文化会館

中学の部

12月15日(土) 43番 出演 15時50分~予定

高等学校の部

12月16日(日) 34番 出演 15時29分~予定

先週土曜日、中央館エントランスでは、吹奏楽部員がコンテストに向けての打ち合わせ。熱の入った話し合いをしていました。

その一方で、同じく中央館マリアン聖堂から聞こえてくる整った音色。

普段はエトワール館吹奏楽部室で練習に励み、遠くから聞こえてくるのでソッとマリアン聖堂に見学に訪れると、吹奏楽部皆さんが練習をしていました。

「今日はマリアン聖堂をお借りして音色のチェックをしています。聖堂は音響が良く、何よりとても神聖な気持ちになります。」

まさに場所に相応しい音が、聖堂内にこだまして荘厳な雰囲気を一層演出しながらも、あたたかい気持ちになりました。

定期演奏会などを通じて、演奏に磨きをかけている吹奏楽部。

卒業生部員も、現役部員の活動をいつもサポートしてくれています。

1958(昭和33)年、ちょうど旧中央館が誕生した年に吹奏楽部は海星に誕生しました。

当時は「ブラスバンド部」の名称。顧問は宮副先生でした。余談ですが宮副先生は海星が「海星商業」だった時代のOBです。【海星商業時代 1903(明治36)年~1910年(明治43)年】

その後、角野先生が着任。昭和38年~昭和42年までの5年間と昭和45年には長崎県で優勝。昭和46年から昭和55年までの十年間と、昭和59年にはアンサンブルコンテストで金賞を獲得しています。

田川先生、福田先生を経て現在は下村洸先生(地歴公民科)が顧問で指導しています。

海星百年史によると平成前後には部員が不足し「ここ数年、大演奏ができないのがが惜しまれる。」とあります。

2006(平成18)年、男女共学となり再び輝きを放ちだした『吹奏楽部』

「チャレンジ精神をもって、練習は厳しく本番は楽しく、今回もコンテストに挑みます。」

立冬、小雪と寒さ増す頃、熱を持った音色が学園内を包んだ日。

吹奏楽部の活躍に、どうぞご期待下さい。

 

※写真は、吹奏楽部。