Kaisei globalism


 

『晴耕雨読』とは夏至のこの時期によく耳にする言葉です。文字通り晴れた日は畑に出て仕事をして、雨の日には読書に励む。

 

来週からお天気はいよいよ梅雨を感じるような気配になりそうですが、今週は大変お天気に恵まれました。明るくサンサンと照る太陽、青い空、さらにはこの爽快な青空に海星修道院と上グラウンドの緑色が映えて美しい夏至の景色が続きました。

 

明るい空は、様々な恵みを私達に与えてくれます。

 

Kaisei globalism

英語科・荒木先生と山口進路指導部長、そしてKai先生と毎週白熱した議論、そして打ち合わせが行われています。

今週も見られたこの光景は、もはや週のルーティン・コミュニケーション。

 

 

全国紙でも紹介される本校英語科・英語検定などへの取り組みに始まり、ネット環境を活用したエクスチェンジ授業(母国語が英語ではない国の学生同士で英語を使ってのコミュニケーション)などは、近年のKaisei・globalismです。

今週放課後は、特に明日土曜の英語検定2次試験対策に向け、英語科全教職員が、合同教室や職員室横自学スペース、各教室で英検指導する光景が見られました。(準1級1次合格者が今回は複数います。健闘を祈ります。)

 

さらに近年英語部の活躍も目覚ましく、アレックス先生、ジェイミー先生、法村先生の指導で、まいた種がスクスクと大きく成長しています。

(絵本翻訳コンクール・最終選考作品)

 

そして冒頭のKai先生。先生はもともとALTとして活躍する外国人の先生方を指導する立場にある先生です。

今年は週に一回、海外留学やホームスティの援助となる講義を学園で実施しています。

 

 

学園内での指導。先生の講義は中学・高校で開講しています。

この日は中学校での講義、その様子を見学に行きました。

 

大きなジェスチャー。

「ここはアメリカ?」と錯覚するような先生の豊かなフェイスコントロール。生徒皆さんから笑顔と好奇心が絶えることがありませんでした。

 

生活感のあるものを題材に会話形式で講義が進みます。

また生徒の皆さんに促した英会話の発音がジャパニーズイングリッシュだと、「プリーズ♬」ともう一度と発音を求めます。

 

少々恥ずかしくても見事な発音で応えると「Very good!」と、これまた大きなアクションで大喜びしてくれるKai先生。

真骨頂、皆でリズムを取って英単語を覚えていく時間は見学していても、とても楽しかったです。

 

「私のことを面白いアメリカ人と思って下さい。どんなに面白がられても、皆さんの英語が上達すれば、それが私の一番のハッピーなことデスヨ♬」

 

普段勉強している英語がアメリカ人の先生に通じて、そして褒められて。

英語をグッと身近に感じることができる時間です。

 

「もともとはフランスの先人達が開校した海星です。それこそ明治時代の本校は日本人より海外の多国籍な方々が多く学んでいました。海星の明治時代の記録が少ないのは、多くがフランス語で記されているからです。温故知新、今後ますます本校は『globalism』を推進していきます。」

(開校当時の海星生徒)

英語科とタッグを組み、グローバル教育を推進する山口進路指導部長の言葉です。

 

※写真は、授業の様子。