1年後の君に


※海星ホームページTopには、様々なカテゴリがあります。詳細な行事予定につきましては、Topページ『月間行事予定表』からお入り下さい。

■マリア会姉妹校HP紹介

1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京

1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎

1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪

1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道

 

◆吹奏楽部

第4回定期演奏会 日時:3月19日(日曜) 13時開場・13時30分開演  会場:長崎大学 文教キャンパス中部講堂

※ 当日、会場には駐車場がございませんので、近隣駐車場のご利用、もしくは公共交通機関にてお越し下さい。

 

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今朝はあいにくの雨。気温は10℃です。

今週水曜日は冬に逆戻りという予報も出ていますが、土曜日曜は気持ち良いお天気に恵まれ、黄色や淡いピンク色が町を彩り始めていました。

 

週末各クラブ活動は、遠征・練習試合・練習に汗を流しました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

また週末は国公立大学後期試験でした。最後の最後まで粘りに粘った第69回生。吉報を心から待っています。

 

■日程

15日(水曜) 第3学期終業式

17日(金曜) 通知表発送

20日(月曜) 祝日・春分の日

21日(火曜) 春期課外開始 ー24日(金)まで

 

4月7日(金曜) 始業式【9時】・入学式【13時】

 

今週水曜日、本校は第3学期・平成28年度終業式です。

先週土曜日には第70回中学校卒業証書授与式を終え、中高3年生が巣立ちました。今日から研修旅行から戻った高校2年生が登校します。寂しくもあり、また賑やかにもなります。

 

そして毎年この研修旅行期間中、進路指導部就職では『就職1年目職場訪問』を企業様にご協力ご理解をいただき実施しています。本日海星ブログは、その様子をお送りします。

 

 

冒頭写真は、営業・配送で活躍する第68回生。

職場を訪問すると、たくさん来客し盛況ぶりを感じると同時に忙しさも見て取れ少し心配しましたが、充実した笑顔で出迎えてくれました。

 

「朝5時半に起きて仕事の準備をします。覚えることがいっぱいです。」

1年ぶりの再会でしたが、即座に大きな成長を感じ取りました。

 

「私は荷物の配送を店舗や個人様宅に日々行っています。間違いなく配送できた時や『ご苦労様』と声をかけていただいた時に、やりがいを感じて嬉しくなります。」

しかし同じ業務に携わる先輩方に比べ、自分はまだまだ準備不足と気遣いが未熟です、と自らを戒めていました。

 

初給料で家族を食事に招待し、2回目の給料で祖父母を連れて僕が運転する車で遠出しました。「美味しい」「楽しい」と、家族の声を聞くと、頑張って働いていて本当に良かったと、今は日々勉強・日々充実です、と教えてくれました。

高校時代と同じ見せてくれた彼の笑顔に、今回はたくましさを感じました。

 

 

「現場を3年しました。今年に入り設計に異動しました。毎日CADと奮闘中です。」

「入社して1年ですが、あっという間です。日々仕事と格闘しています。」

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船舶製造会社に勤務する2人とも再会できました。

2人は先輩後輩の間柄。第68回生と第66回生です。同席いただいた専務取締役様から話を伺い、さらに専務取締役様は目を細めて2人の仕事ぶりを紹介いただき、大変嬉しく感じました。

 

話は多岐に及び、現在2人が乗っている車の話にもなりました。そんな話を卒業生とできるようになると、こちらも元気をいただき教職員としての仕事にやりがいを感じずにはいられません。

作業帽を脱いで、ボサボサになった髪を「すみません先生、こんな頭で。」と、手ぐしで整えようとするその姿が「一生懸命仕事をしてる。」という事を連想させてくれ、その彼の様がとても格好良く見えました。

 

「新校舎ができたそうですね。近々遊びに行きます!」ガッチリ握手をしました。今後の活躍を益々期待しています。

 

 

 

「アポイント通り、今から伺います。」と、向かった先は、とても大きなビル。

 

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立派な階段、長い廊下を歩くとオフィスの明かり。中ではたくさんの方々が、慌ただしく働いていらっしゃいます。

 

コンコン、とノックをすると、ビシッとスーツできめた第68回生が「先生、お待ちしていました!」と、応接室に案内してくれました。

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「私の仕事は責任がとても重くて大変です。でもそれに比例するほど、やり遂げた時は達成感・充実感でいっぱいになります。」

 

検診票の取りまとめやエクセルを駆使した作業など、幅白い事務職に携わっている卒業生。

「職場の方々が本当にあたたかくて、私を根気強く育ててくださっている気持ちをヒシヒシと感じています。期待に応えられるよう、日々目標を持って業務に取り組んでいます。」

 

分からないことは素直に聞き、必ずメモをとる習慣をつけているという彼。「先生、授業中ノートをしっかり取るように後輩に伝えて下さい。そのノートを使った復習するという習慣は、社会人になった時、必ず生きてきます。」

 

電話対応が今目前の課題と教えてくれ、言葉は経験を積まないと適切に出てこないと知りました、と教えてくれました。今は暇を見つけて読書にも励んでいるそうです。

 

「初給料で家族を焼肉に招待しました。『ありがとう、とても美味しいよ。』と、言われたとき人生で一番嬉しかったです。」

社会人としてスタートラインに立てた喜びを、しっかりした言葉で伝えてもらいました。

 

 

今月はまだあと数社、卒業生勤務企業を訪問させていただく予定です。

昨年3月に卒業し、企業人として仕事を通じて社会に貢献し奮闘している卒業生に、進路指導部就職課教職員もまた大きな喜びをいただきました。

 

今働いている場所で、創意工夫をしようと試みている様子を話の中で感じ取り、社会人としての次ステップにベクトルが向き始めている第68回生。彼らに心からエールを送り、皆とガッチリ握手をして別れました。

 

※写真は、職場訪問の様子。