受け継ぐ『言葉』を大切に


I

放送部県大会出場

朝の心地よいひんやりとした風を受けとても爽やかですが、この時間でも日向を歩くと朝陽に目を細くし暑さを感じてしまいます。

今朝の気温は19℃。

今日もこれ以上ない青空、そして長崎港はこれ以上ない青色の海です。

 

青色の海。

長崎の海に映えるのは、なんと言ってもペーロンです。今年は7月29日(土曜)・30日(日曜)に開催されますが、実は今週末開催される大変大きなペーロン祭があります。

それは兵庫県相生市で開催される『相生ペーロン祭』です。

なぜ遠く離れた相生市でペーロン祭が?

それは大正時代まで遡ります。播磨造船所に勤務していた長崎出身の従業員の方によって伝えられ、現在では同市の初夏を彩る風物として継承されているのです。私たちの長崎にもペーロンは中国から17世紀頃伝わったものが現在も根付いています。

 

 

高総体に向けて、益々活動盛んな運動部。

野球部は、NHK杯長崎地区大会。明日は準々決勝・長崎商業高校と対戦です(会場:ビックN球場 12時30分~予定)

今日ご紹介するのは、その運動部ではありません。

 

21日(日曜) 会場:長崎西高校で、長崎放送地区大会が開催され、朗読部門にて高校2年生 山下さんが優秀賞を受賞し6月下旬に開かれる県大会への出場が決まりました。

 

「課題朗読は、川端康成『ざくろ』でした。」

昨日昼休み、受賞報告に来てくれました。感想を尋ねると

 

「場面の明暗や作品中の台詞部分、特に伝えたい文章を朗読する際のスピードや強弱に気持ちと心を込めました。朗読時、基本中の基本と言われる事に、とにかく忠実に、そして丁寧にいこうと練習を重ねてきました。」

県大会出場を決め、安堵と次の決意を交えた笑顔で教えてくれました。


「人の朗読に耳を傾ける事で多くのことを学び、自分の朗読にそれを反映できます。大会に出場できたことは本当に勉強になりました。」

 

放送部の皆も喜んでくれたでしょう、と言葉をかけると、

「これは放送部全員で手にした県大会出場です。部員の皆に心からありがとうと今は言いたいです。しかし満足したらそこで終わりなので、これからも練習に励みます。」

 

小満の時分、青空に映える桜の若葉がいっせいに風にそよぐ様は爽快。

夏の深まりとともに、若葉は青葉に変化していきます。

新緑が少しずつ変化している姿は、余程じっくり観察しないとわかりませんが、確実に変化しています。

 

伝わる先人の取り組み。

今年3月に卒業した放送部OBの言葉を思い出しました。

「しゃべるだけではなく、どのようなテーマを掘り出し、どのように取材し、それをどのように伝えていくかも審査対象です。」

「文化系のクラブ活動は、運動系のクラブ活動とはまた違って、長崎県全体で盛り上がって公式戦や大会が年に何回も開催されるわけではありません。だから1つ1つの大会でしっかり結果を出していかなければいけないという気持ちは常に持っていました。」

先輩の背中で学んだ後輩が、今年も県大会出場を決めました。

※写真は、昨日。県大会に出場を決めた放送部・山下さん。

■5月22日

好天に恵まれ、工事は順調に進んでいます。