第64回NHK杯 全国放送コンテスト長崎県大会


昨日はようやく雨が午前中降りましたが、午後には雨が上がり湿度だけを感じる一日でした。

今朝の気温は21度。予報では曇り空の一日です。

昨日は夏至でした。
長崎・日の出時刻は、5時13分と最も早い日の出時間から1分遅くなりました。ただ日の入り時刻は19時32分です。最も遅い日の入り時刻は、6月下旬から7月上旬まで続く19時33分の期間。

まだまだ長い一日を楽しめる時が続きます。

その長い一日一日に、自分は何に取り組み、どのような目標に向かって進むのか。自分の意志に加えて、出会った仲間で一日の充実度は変わります。一日が変われば、一週間が、一ヶ月が、一年が、そして高校生活三年間で大きな成長を頂きます。

第64回NHK杯 全国放送コンテスト長崎県大会

18日(日曜)東彼杵総合会館文化ホールにて、第64回NHK杯 全国放送コンテスト長崎県大会がありました。関係者の皆様、準備・運営等ありがとうございました。

長崎地区大会を勝ち抜いて県大会出場を果たした放送部。

自らの力で登った大舞台で、その成果を発揮してきました。

朗読部門は予選敗退、ラジオドラマ・テレビドラマ部門は予選通過するも、入賞はなりませんでした。高総体期間も仲間の応援・取材が終わってから学校に戻り、練習に取り入り組んだ放送部。悔しい結果に終わりました。

「番組台本脚本など、随分成長がみられました。」放送部顧問 魚見先生は、彼らのその取り組みを称えました。

 

特に朗読部門では、全員が固唾をのんで見守りました。一人の部員が県大会出場を果たしてくれたことにより放送部全員が一層一丸になれました。

予選通過を果たしたドラマ部門。
作品内容は、三年生を中心に作成した『笑顔の大切さ』『コミュニケーション』をメインテーマに置いた作品でした。
人と人の繋がりの大切さを作品制作を通じて学ぶことが出来たと、三年生は今回活動の感想を教えてくれました。

他校作品や発表、授賞式などにエールと心からの拍手を送り、県大会は閉幕しました。

今大会をもって三年生は引退です。

 

荷物をまとめ駅へと向かいました。

電車を待っている間の彼杵駅。電車が来るまで時間があり、突然そんな雰囲気になりました。

「私は放送部に入部していなかったら、機械器具は全く触ることができなかったと思います。メカにも強くなって、『放送』という幅が私を大きくしてくれました。後輩のみんなも失敗をおそれず、色んな事にチャレンジして欲しいです。」

「私はきちんとした言葉で相手に伝える事の大切さ、言葉の尊さ愛おしさを知りました。気持ちを言葉にのせて相手に発信すると、場面や空気がどんどん変化していきます。読書や時事問題、世の中にあふれている沢山の言葉に興味を持つことができました。」

笑顔で話し、笑顔で聞く。

涙を流しながら話し、涙を流して聞く。

 

突然始まった三年生の後輩みんなに向けた引退の言葉。

最後の大会が終わった日。

帰路の電車を待つ雰囲気が、その大切な気持ちを伝える時間を作り、演出してくれました。

 

時間を惜しんで一日一日を大切に活動し、色んな意見をぶつけ合って一生懸命取り組んだクラブ活動を通じて、ありのままの自分の気持ちを伝えあう事ができました。

 

思い通りになったことより、思い通りにならなかったことが多かったかもしれない。

嬉しいことより、悔しいことが多かったかもしれない。

「だからうまくいった時は自分でも信じられないくらいほどの達成感に満たされて、とても幸せでした。」

 

電車に乗り、長崎行。

三年生をはじめ部員全員、いろんな表情でずっとみんな泣いてました。
「心と技術を後輩に引き継ぎ、秋の大会に向けてまた彼らは取り組みます。」 少し離れた場所から、そう思いながらその様子を顧問魚見先生は嬉しく見ていました。

受け継ぐ伝統、新たな歴史

海星高校放送部の今後の活躍に、どうぞご期待下さい。

※写真は放送部。県大会。

 

吹奏楽部
第62回長崎県吹奏楽コンクール
7月23日(日曜)12時15分~ 32番目(2日目9番) 会場:アルカスSASEBO