堀幸一選手来校


吐く息もすっかり白くなる今朝の気温は2℃です。

日の出時刻も午前7時15分と真っ暗な中、学園に足を進めた午前6時前。解錠され職員室に入ると、窓の向こうが煌々とした明かりに照らされています。

「何かな?」と近づいてみると昨日入港したイタリア船籍『コスタ・アトランチカ号』の明かりが東山手一帯を包んでいました。

肉眼で見ると、一段と幻想的です。

職員室から見えると言うことは、各教室からも確認できます。現在は日の入り時間も17時過ぎと早くなっていますので、完全下校まで残り学習やクラブ活動に励む生徒の皆さんは、このような光景を目にして学校生活を送ります。

全国的に見ても、港町ならではのこのような景色が校内から見られる学校は、そうないと思います。

明かりに導かれ、窓に近づくまでの僅かな時間。何ともいえない感情をいただいた朝でした。

週末の部活動

さて、師走になっても益々活動的な生徒の皆さん。

今週末は、特に文化部が大いに活動します。

放送部 沖縄県浦添市 12月15-17日 全九州総合文化大会(長崎県代表)
百人一首部 沖縄県立武道館 12月14-16日 全九州総合文化大会(長崎県代表)
吹奏楽部 諫早市文化ホール 12月16ー17日 県アンサンブルコンサート
男子バスケットボール部 多良見町体育館 12月17日 たちばなリーグ(Bチーム)
弓道部&放送部 八坂神社 12月16日 流鏑馬馬奉納
JRC部 鉄橋 12月16日 クリスマス献血キャンペーン
生物部 熊本県水俣高校 12月17日 サイエンスキャッスル2017

千葉ロッテマリーンズ

高校時代、生徒の皆さんがその青春をかけていると言っても過言ではないクラブ活動。

今年度卒業する現高校3年生は、第70回生。

先週、今から約30年前に卒業した第40回生が、テレビ局クルーと共に久しぶりに母校を訪れました。今年新しくなった中央館エントランス。

第40回生 堀幸一さん

1987(昭和62)年、10年ぶりに3回目の甲子園選抜大会に出場した時の3番打者を務め、その後ドラフトを経てロッテオリオンズ(当時)に入団し、通算21年間活躍。

現在は千葉ロッテマリーンズ・コーチをされていらっしゃる堀幸一氏が足を運んでくれました。

「もうあまり覚えてないですけど、懐かしさは凄くあります。」

取材に同行させていただくと、歩きながら校舎内を見渡し、感慨深げに語っていらっしゃいました。

撮影現場に偶然居合わせた生徒の皆さんは、とてもビックリしていました。

堀さんが選抜大会に出場した昭和62年3月、同年4月第21代田上校長が就任、体育科松崎先生(現・体育課主任)が新任として着任しています。

また、同年演劇部は長崎地区高校演劇コンクールで最優秀賞を受賞(『男達のサバイバル』・6年連続入賞、最優秀賞は9回目・九州大会出場)。

11月には、ローマ・マリア会本部よりハーケンワース師とビタンテ師が来校。貞方傑先生が、日本私立中学高等学校連合会創立40周年教育振興功労者として文部大臣より表彰を受けています。

さらにテニス部は、春の選抜大会、インターハイ、国体と全国大会に出場。中村・里選手ペアが九州地区国体で優勝を果たしています。

 

新中央館エントランスにある卒業生皆様にもご協力いただいているディスプレイ。

興味深く観覧されている堀さんのもとに、野口先生(地歴公民科・野球部OB 45回生)が到着しました。

「おー、野口、久しぶり。」

堀さんは早速、言葉を掛け質問されていらっしゃいました。

現在の活躍と、近況など話をされ終始笑顔が絶えませんでした。

それにしても野口先生も一般の人に比べると身長もありガッチリした体格ですが、堀さんの体格と比べると現役を引退し現在コーチとはいえ、やはり比べものになりません。

同氏来崎の様子はすでに放映済なので、ご覧になった方も沢山いらっしゃると思います。

 

学園生活は、学習だけではありません。遠足、体育祭、学園祭、クラブ活動、何気ない仲間との一日の中などに成長していく自分を顧みることが出来ます。

海星学園・マリア会は、多くの卒業生にも見守られ男女共学になり12年目の今年、125周年を迎えました。

150周年、200周年と次の世代に向けて、これからも活動していきます。

※写真は、取材の様子。