長崎県生物学会第48回大会 生物部研究発表


西日本は年明け以降から暖冬傾向になると予報がなされていましたが、朝の風はそれに反して冷たく感じられます。
日の出は7時20分頃、暖かな日差しはまだ差し込みまない早朝、多くの人が足早に電車やバスに乗り込みます。

高校3年生は、先日、センター試験の自己採点を終えました。それぞれの目標に向かって、今日から特別編成授業が開始です。

長崎県生物学会 第48回大会

1月13日(日)10時~16時 長崎大学教育学部にて年に一度の長崎県生物学会が開催されました。

私たち生物部は、長崎県生物学会に所属されている先生方には普段から、研究に関する多くの助言をいただき、大変お世話になっています。この総会では、お世話になっている先生方に私たちの一年間の成果を見ていただきたいという想いで発表させていただいています。

事前のリハーサルも海星高校の多目的教室を使用して、しっかりと行ってきました。今回、発表するのは、2年ステラマリスコースに所属している女子部員2名です。

彼女たちは、初めての発表ということもあり、前日からとても緊張していました。時間を計り、15分という持ち時間の中で質疑応答までの時間を確保できるように何度も練習してきました。

「本番当日、会場に入って、思っていたよりも多くの先生方が出席されていることに驚きました。」

午前中は、『対馬で生息が確認されたカワウソについて』という題目で、講演がありました。その後、口頭発表が行われ、海星高校生物部は午前中の最後に発表することになっていました。

午前中の発表者:長崎ペンギン水族館・九十九島の会・九十九島ビジターセンター・長崎大学大学院・水産学部・環境学部

ついに、私たちの発表順です!

「口頭発表での質疑応答の際には、何人もの先生方が質問をしてくださいました。たくさんのご指摘をいただき、今年の研究課題を再発見できて良かったです。お昼休みの時間には、「とても良い発表だったよ。」と言っていただき、大変嬉しかったです。これからも継続して頑張っていきたいと思いました。」

午後の発表者:長崎鶴洋高校・長崎市立琴海中学校教員・九十九島動植物園・九十九島水族館・長崎大学教育学部

ポスター発表では、14題目の発表がありとても充実した内容に生徒たちも関心しきりです。

ポスター発表では、大学の先生や水族館の職員の方々、大学生の先輩方とも交流ができました。第一線で研究されている先生方は、研究がいかに大変で、しかし、その大変さを知ってもなお余りある楽しさがあることを教えて下さります。それが生徒達の研究への気力になっていると感じます。

生物学会に関係する先生方、平素から貴重な機会や知識を提供して下さり、誠にありがとうございました。

今年も、しっかりと先生方に刺激を受けた生物部一同の活動は続きます。

※写真は、生物学会総会の様子