日本新聞協会 審査員特別賞


昨日午後は少しだけ空模様が気になった時間帯がありましたが、今朝は秋空が広がりとても気持ちが良い朝です。

すっかり高くなった空に秋の爽やかさを感じずにはいられない今朝の気温は17℃。

夏に花が咲き、秋にはみのり頭を垂れる稲刈りの時期。早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)と稲の実りを見渡します。たわわに実った稲穂の収穫がはじまっている秋まっただ中。今日から10月です。

日本新聞協会

本日高校は定期考査最終日、中学は総合学習日です。午前中で鉛筆を置くと二年生・一年生はグラウンドに、体育館に、武道場に飛び出していきます。三年生は再び鉛筆を握り直し受験勉強。今月から推薦入学試験が本格的に始まります。受験科目に多いのは小論文。

 

毎月一回『課題エッセー』を実施している来年度受験を控える高校二年生。

「新聞配達に関するエッセー」に学年全員で取り組みました。提出された個性や思いが溢れたそれぞれのエッセー。それを『第27回新聞配達に関するコンテスト』に応募させていただいたのは今年5月のことです。

大変素晴らしいことに応募させていただいた結果、廣瀬さんの作品が『審査員特別賞』を受賞しました。さらにその快挙を長崎新聞様より取材いただきました。おめでとうございます。(本日の長崎新聞に記事を掲載いただいています。)

「新聞配達をしていた祖母のことについて書きました。」と、ニッコリ笑顔で、しかも大変穏やかで丁寧な口調で廣瀬さんは教えてくれました。

「私の祖母はご近所の方々から慕っていただいていて、私はその祖母がやっていた新聞配達をある年の大晦日に手伝いました。その時の思ったことをまず記しました。」

続けて「祖母が体調を崩して新聞配達を休んだ時、何人もの方々が心配して家を訪ねてくださいました。私は沢山の人から慕われ親しまれている祖母のようになりたいと思いました。」

配達物が多い大晦日、おばあちゃんの手伝いをした日のことを思いで深く優しく、そしてあたたかい表現で書き記しました。

「目に見えないものを、目に見えるように描くことが、感性の働きにほかならない。」ーとは、夏目漱石先生の言葉です。誰でも美しいものを目の当たりにすると、なんだか自分の心も美しくなったように感じます。

「私たちに必要なのは、そのような美しいものに接する機会と、それに敏感に反応する心である。」

受賞を聞いて担任・馬場先生(英語科)は「一次審査を通過したと聞いたときにも大変喜びを持って驚きましたが、『審査員特別賞』に選出いただいたと聞いたときには、私だけでなく先生方全員で大喜びしました。」と、喜びを隠しきれない様子でした。

審査員特別賞は、最優秀賞に次ぐ大変名誉ある賞との紹介を受けました。

※写真は受賞・取材の様子。

10月1日

校長 武川 眞一郎

おはようございます。10月、神無月です。

通俗なのでしょうが、神様が出雲に集まるので「神様が在所から無くなる月」と言われています。逆に出雲では「神在月」というらしいです。私の在所ではこの間、鎮守社は戸を閉めます。そして神無月の晦日(10月31日)の午後8時に社を開け、11月1日になるまで集落の当番の家が社で夜中の12時まで待機します。神様が戻ってくるときお迎えが必要だからです。神様がいないときもちゃんとお住まいを守りましたよという意味もあるのだろうと思います。

お迎えするときにお供えするものが決まっていました。米、お酒、大根、ニンジン、栗、川魚、等、農産物で10月に収穫したものを神様にご馳走するものでした。このような風習が今も続いているかどうか分かりませんが、日本人の生活は自然の中で育まれ、自然に感謝しながら営まれていたものだと実感した行事でした。

コロナ禍の中であっても、私達は自然の一員だと自覚して、新しい生活を確立し営んでいかなければと思った次第です。

 

【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4をご覧ください。

社会も頑張っています。皆さんもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。

次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)

※家族以外との会食は避けましょう。

(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。

※登校後ただちに手洗い
※食事の前後に手洗い
※トイレの後に手洗い
※掃除の後に手洗い
※帰宅後手洗い