全国大会へ


梅の実が熟して色づくのは今頃です。

梅雨に入り二日続けて雨が降るのは、久しぶりの印象がする朝。お昼頃には曇り空になる予報です。今朝の気温は19℃。

ところで雨は何故降るかご存じしょうか。暖かい空気と冷たい空気がぶつかると、冷たい空気が暖かい空気の下に入り込みます。すると上昇気流が生まれ、それが雲になり、上空で冷やされた水分が雨になって大地に降り注ぐのです。

全国大会へ

先週開催されたコンテストで優秀賞を受賞、放送部が全国大会へと駒を進めました。

月曜日のお昼休み、放送室へ話を聞きに放送室へ行くと部員の皆さんは慌ただしく放送の準備(海星電波)をしていました。

 

実は昨年度、コロナ禍で中止になった全国大会ですが、開催された県大会では優秀賞を獲得し本来であれば全国大会出場を果たしていた放送部。今回の受賞は、実質全国への連続出場という結果です。

 

合間を縫って男子部員が今大会について話をしてくれました。

「受賞させていただいたのは創作ドラマ部門で、内容はとてもざっくり言うと山登りです。」と、少し含みのある言い回しで話が始まりました。

(昨年・令和2年度も創作ラジオドラマ部門でもドラマ『デマかせ』で優秀賞受賞している放送部)

 

「非常に感受性が豊かな『HSP症状』の主人公がパートナーと山登りをするドラマです。何かにつけて確認作業を追求する主人公は冒頭で、彼は自分は特徴の無い人間だと思い込んでいます。」

 

東京オリンピックが開催される予定の今年、多くの価値観・多様性を許容し、お互いを認め合い助け合っていく社会構築の気運が一段と高まっています。気持ちや雰囲気、現象をきちんと言葉で伝えていくのがラジオ・ドラマです。

 

「ゼロからの構築なので、難しい事の方が多かったです。特にドラマの最後、冒頭で特徴が無いと自己否定をしていた主人公にどのような言葉をしゃべらせて終わらせるかで、部員皆で随分頭をつき合わせました。」

 

劇中、多くの経験をした主人公を巧みに言葉で表現していきました。

 

テーマを『自己肯定感』におき、作成を始めたという今回の創作ドラマ。

ドラマを作っていく過程で、果たして自分自身にはどれだけ自分の価値を認めているのだろう…と、今回のテーマは立ち止まって自らを考えるきっかけになったそうです。

 

放送部の皆さん、受賞おめでとうございます。

 

※写真は放送部。