卒業生と協力して(気候非常事態宣言)


 

夏の気配がまだまだ残る秋終盤。

土曜開催、中学校オープンスクールは大盛況で終わりました。暑い中ご来校いただいた皆様ありがとうございました。

 

昨日も日中は真夏を思わせるような暑さ。週末、そして今週末、目白押しの公式戦。女子サッカー部は島原 百花台公園で練習試合でしたが、真っ黒に焼けて帰ってきていました。

野球部、女子バドミントン部をはじめ公式戦に早くも挑んでいる競技もあります。菊の見頃、秋の収穫を祝う祭りは今年は各地で見合わせられていますが、新しい形の中、少しずつ活気は戻りつつあります。

 

週末各クラブ活動は、公式戦・練習試合・練習に挑みました。対戦いただいた各競技・各チーム・関係者の皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつも温かいご声援ありがとうございます。

 

卒業生と協力して

「9月15日(水)長崎新聞記事を読み、長崎大学大学院・多文化社会学研究科修士2年生 本校卒業生柳原沙紀さんの活動を知りました。」生物部顧問 美明先生と担任だった白石先生喜びを隠しませんでした。

 

現在柳原さんは、フライデーズ・フォー・フューチャー(FFF)長崎のメンバーの一人。

 

「今回県内高校生と一緒に『気候非常事態宣言』を出すよう求める請願書を県議会へ提出しました。実は生物部も、長崎市のサステナプラザながさきが主導で進めている市民連携フォーラム(長崎市民地球温暖化防止会議)に向けて大学生や行政の方々とともに現在議論を重ねさせていただいている最中なのです。卒業後の目覚ましい彼女の活動に、私たち生物部はとても惹かれました。」

新聞記事を読んで美明先生からは次々とに喜びと活動の話が出てきました。
※10月8日(金)長崎新聞一面記事『気候非常事態宣言 請願不採択 初めて飛び込んだ「政治」の記事があります。是非ご一読下さい。』 

 

学園卒業生であり現在本校勤務の高瀬先生(柳原さんと同じく担任白石先生)はクラスメイト。連絡をとり来校いただき直接話を聞くことができました。。

 

2021年3月17日、長崎市・長与町・時津町の1市2町は『ゼロカーボンシティ』を宣言しました。

これにより市民連携フォーラムでは、中高大学生・市議・行政・協議会・推進員・市民団体などが参加し、次期地球温暖化防止実行計画の案をもとに、宣言文を作成することになっています。

 

生物部では、11月に開催される市民連携フォーラムに向けて、中高生・大学生の事前の意見交換会として、次世代ステークホルダー会議を既に2回開催しました。コロナ禍でもZOOMミーティングを活用して、意見交換や議論を行っていきました。

実は偶然にも柳原さんはその市民連携フォーラム・大学生メンバーの一人だったのです。

 

今年度、海星高校生物部は『スポGOMI』や『長崎県高校生・大学生環境会議』などを通して、長崎が抱える環境問題の解決に向けて取り組んでいます。

 

企業や行政・議会・市民がパートナーシップを築き、協力して進めていくことが環境問題解決には大切であると改めて感じている一年です。

柳原さんとも今後交流を密にして、パートナーシップを深め活動を広めていきます。

 

柳原さんの活動紹介

柳原さんは、フィンランドとケニアへの留学前の忙しい時期にもかかわらず、今回海星高校に足を運んでくれました。

『誰一人取り残さない国際教育協力を目指して』の留学であることを伺いました。

柳原さんは、FFF長崎の活動の他に長崎でのフリースクールでの指導や高校生に対する教育プロジェクトなども行っています。

 

「他国の学生と海星高校の生徒がインターネットを活用して交流できるかもしれませんね。」という話もいただきました。

※写真は、活躍する卒業生を囲んで。