未来の学校は


『立春』

昨日は節分、二十四節気での分け目です。立春・立夏・立秋・立冬、昔はこの前日が全て「節分」とされていました。一年の始まりである『立春』前だけに重きが置かれたのは室町時代から…と、本には記されています。

昨夜は豆まき後に、今年の恵方「北北西」を向いて恵方巻きを食べた方もいらっしゃったことでしょう。

 

さぁ、今日から春です。

 

五月五日の『立夏』前日までが「春」。寒風が吹きつけようと、雪がちらつこうと、立春になったからには春を探しに心が動きます。

 

たのしみは 朝起き出でて昨日まで なかりし花の咲ける見るとき  橘曙覧「独楽吟」

 

未来の学校は

春-新しいことに、どんどんチャレンジしたくなる季節。

高校1年生はタブレットを活用した授業を導入しています。海星中学出身の皆さんは、タブレット授業は四年目、高校から始めた皆さんは、まもなく一年になりますが、もうすっかり使いこなしています。

先週のブログでも紹介させて頂きました。

 

白石ICT支援室長は

「授業ではすでに本校はiPad を活用しています。現在高校1年生は全員持ち、高校2・3年生は共用iPadを活用し授業を受講しています。今後、年次進行で一人一台へ整備していきますが、年を重ねるごとに創造的な学びを進化させていけたらと考えています。」

そして現在の情勢により、皆で積み上げてきたこの経験が今発揮できています。

 

その日その日、様々な理由で登校できない生徒の皆さんのために授業をライブ配信しているのです。LIVE中継なので、疑問に感じたことを教室にいる皆と同様質問もできます。

自宅に居ながらにして受講できる皆さんは、いつもより積極的に質問できているような印象も持ちます。

 

現在、様々なHRでICT遠隔授業を実施。現在の情勢に対応する態勢を中高学園内で整えています。

 

進路指導室を通っていた小田原先生を呼び止め話を聞きました。

「私も今、遠隔授業をしてきました。生徒皆さんだけでなく私たち教職員もお陰様で随分要領を得て授業を進めています。5年後、10年後にはこのような授業が学校には一層浸透してくると思うと同時に、学校の新しい可能性も感じます。」

 

もしかしたら北海道に住んでいる皆さんが、いや世界中に住んでいる皆さんがそれぞれ好きな地方、好きな国の学校生徒になる日がくるのかもしれない、と小田原先生の話を聞きながら未来の学校を想像してしまいました。

ピンチをチャンスに変えて、充実の授業。

日進月歩。

※写真は授業の様子。