第17期生徒会始動


 

いよいよ今週末から長崎県各地区で「長崎県高総体」が行われます。

 

全選手の皆さんが全力で競技に臨めるように好天を祈るばかりですが、そろそろ平年であれば梅雨入り間近。予報では週末に傘マークがついている予報もあれば、晴れ間がのぞくと予報しているものもあります。

 

天気という条件は選手の皆さんに等しく訪れますが、ならば全員に好条件をと今朝の空を見ながら願うばかりです。気温は21℃。

 

生徒会選挙

 

さて、先週5月23日(月曜)に「生徒会選挙」を行いました。

 

学級委員長1名と副委員長2名が選挙演説会場である体育館に集まりました。感染症予防の観点から代表者のみの参加です。

 

選挙全体を取り仕切るのは前生徒会執行部の皆さんです。これを最後の仕事として次世代の執行部へとバトンを渡します。前生徒会執行部の取り組みに対する協力への感謝の言葉が述べられ、立ち会い演説会が始まりました。

 

 

演説者の声を聞き漏らすまいとするように静まりかえる体育館の中、候補者の声が響き渡ります。その目線はしっかりと前を向き、自分の意志を声に乗せます。

 

「Clsssi配信機能を使って積極的にアンケートをとり、生徒の意見を反映させたいです。」

 

以前は紙で集約していたアンケートも、一人一台持ったタブレットの活用によって格段に利便性が向上しました。海星ならではの利点を活かした意見もあれば、昨年度生徒会執行部で活動した2年生は先輩たちの活動をもっと大きくしたいと声をあげます。

 

「コロナ禍で制限されて中止になった行事もあります。今年こそは、代々の生徒会が残してきたアィデイアと工夫を活かしたいです。」

 

力強い演説が続きました。

 

 

投票。集計。無事に令和4年度生徒会執行部メンバーが出揃いました。

 

 

 2006年(平成18年度)に生徒会組織が発足してから、今年で17代目の生徒会執行部です。

 

さっそく新生徒会の活動が気になり、放課後生徒会室を訪ねてみると……誰も居ませんでした。

 

企画のメモと思われるホワイトボードの走り書きに目をやると、「“高校総体に向けての激励メッセージ” 貼り合わせる→玄関に飾る」という一行が。

 

「先生、私たちここで作業しています!」

 

生徒会室から出ると生徒会長の声が聞こえました。

 

赤色・白色・青色。全クラスの生徒から集められた「高校総体に出場する選手を激励するメッセージ」が一枚一枚模造紙に丁寧に貼り付けられていました。

 

 

「届くといいな、私のメッセージ」

 

同級生へ。先輩へ。文字や図柄に込めた想い。

 

 

中央の「飛翔」は「高みを目指して、選手の皆さんに頑張ってほしい」という新生徒会長が発案したものです。新生徒会の初仕事。最終仕上げは、エントランスロビーに飾るのみです。

 

「破損しないように、そーっと持ってね」「せーのっ」

 

 

エントランスロビーに飾られた途端に、生徒が集まってきました。

 

 

初仕事を終えた生徒会長に意気込みを聞いてみました。

 

「応援メッセージには全校生徒の皆さんそれぞれの想いを感じました。意見を集めた大きな一枚の紙のように『役員、生徒一人一人の個性を活かした』生徒会運営をしたいです」

 

全校生徒で生徒会。力を合わせて臨む17代目の生徒会の活躍が始まります。

※写真は選挙、放課後の様子。