2100年 未来の天気予報


 

高校第2回オープンスクール・中高合同個別相談会

■近年の進路実績

 

青空の朝、校舎には朝練に励む部活動生の皆さんの声が響きます。

気温は27℃、本日で8月も終わりです。

 

お知らせ

「NCCながさき」にて、9月3日(土曜)午前10時30分より特別番組「星を継ぐものたち~海星学園130年の伝統と新たな歴史~」が放送されます。「コース紹介」や「学校生活紹介」など、海星学園の取り組みが分かる番組となっています。是非、ご覧下さい。

 

 

 

2学期探究学習開始

 

さて、8月26日(月曜)に77回生(高校1年生)が2学期最初の探究学習を行いました。

 

JTB長崎支店様・長崎新聞社様のご協力のもとに取り組んでいる探究学習。

「インプット」の学年として位置づけている1年生は、今年度で「SDGs(持続可能な開発目標)について」「長崎県におけるSDGs達成のための取り組み」「探究するための手段や方法」などを学んでいきます。

 

本時も『2100年 未来の天気予報』というタイトルでファシリテーターであるJTB長崎支店の大石様からご講話をいただきました。

 

 

2015年にパリで開催されたCOP21にて採択された「パリ協定」。世界全体の長期目標として、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保つ(2度目標)とともに、1.5度に抑える努力を追求する(1.5度目標)ことを定めました。

 

しかし、そもそもなぜ、このような取り組みが必要なのでしょう。今回は「1.5度目標が達成された未来」と「1.5度目標が達成されなかった未来」についての映像を見ながら、「なぜ必要か」を知る時間となりました。

 

( 1.5度目標が達成されなかった未来 )

( 1.5度目標が達成された未来 )

 

それぞれの映像を見ながら、生徒の皆さんは気づきをタブレットにどんどんメモしていきます。

 

現在と未来の差、未来同士の差。

現在から比べて明らかに上がった気温や目標の達成・未達成によって生じた気温差だけでなく、その影響によって気象現象や経済、農業などにいたるまで様々に変化した未来の姿を目の当たりにしました。

 

 

意見の共有。自分が気づいたことを説明することで考えが明確になり、1人では気づけなかった考えに未来のビジョンがより具体的な像を結んでいきます。

 

 

最後に考えたのは「『目標達成の未来』にするために私たちができること」です。

何のためにするのか分からない目標と、防ぐべきだと実感した未来のための目標では明らかに考えが変わります。

 

「マイバックを持つ」「こまめにコンセントを抜く」、身近な取り組みが世界を変える取り組みになるのだと知った1時間。

 

次の探究学習の時間では「長崎県におけるSDGs達成のための取り組み」について、県内企業の方を実際にお呼びして講話をしていただきます。次の取り組みにも是非、ご注目下さい。

 

※写真は1年生の総合学習の様子。