2021年を振り返って

今年は10年実施してきた「がんばらんばカップ」がコロナウイルスの影響で中止。

 

 

3月には2年ぶりの開催となった全国選抜高校テニス大会が実施されました。

昨年、出場権を獲得しながら大会中止により全国の舞台を経験出来なかった先輩たちの思いも背負っての大会となりました。

 

4月から新入生が入学し、新たな気持ちでスタート。

また、今年度から「きずなプロジェクト」を開始し、高校生の新たな学びの場を作ることが出来ました。

 

 

しかし、4月末から長崎市異常事態宣言が出され、柿泊などの公共施設が使用できなくなりました。

高総体までの間、諫早運動公園での1時間の練習を余儀なくされるなど、今まで以上に苦しい練習環境の中での取り組みが続きました。

そういった中でも、現役生たちは県高総体が開催されることを心待ちにして、出来るだけの準備を続けていきました。

 

 

6月には、2年ぶりの高総体が開幕。

22年連続40回目の優勝を果たし、個人戦でも素晴らしい結果を残しました。

 

 

九州総体中止となり、ぶっつけ本番となるインターハイに向けて、個々のレベルアップを誓いました。

インターハイまでの道のりの中で、3年生鳥井や田志が怪我を負い、苦しい1ヶ月となりました。

 

 

そして、7月末から長野県入りし、不安を抱えながらのインターハイ開幕。

団体戦としては、力を出し切ったものの、力及ばず2回戦敗退。

 

しかし、今里・鳥井が出場した個人戦で2人が躍動。

個人シングルスでは、エース今里がベスト16に進出し、ダブルスでは今里・鳥井が長崎県勢男子では初めてのインターハイベスト4という戦績を残し、歴史を塗り替えました。

 

 

いつも支えて頂いている保護者の方々やOB、そして、応援していただいたすべての方々への感謝の結果となりました。

2年生の田中にとっては、主将として最後までチームを支え続けた竹廣の存在の大きさを感じました。

インターハイから帰ってきてから、新チームがスタートしたものの、8月半ばから9月半ばまで「長崎緊急事態宣言」が出され、またもや部活動停止期間となりました。

 

今年は、やはりコロナウイルス感染症の状況に左右される年だということを痛感しました。

 

 

9月以降は徐々に感染状況も改善され、各種大会も開催されるようになり、1・2年生の力を試す場面が作られていきました。

 

 

九州選抜では1年生中心のチームでの挑戦。

難しい状況の中で、試合を重ねるごとに成長しました。

最終日を勝利で終えることができ、第7位。

6位までに与えられる自力での全国選抜出場枠獲得は果たせませんでしたが、次点校ということで全国選抜出場校発表を待つ結果となりました。

 

 

 

まだまだ身体も出来上がっていない1年生が多い中で、12月まで大きな怪我もなく来れたことで素晴らしい経験を積むことが出来ました。

しかし、この経験を来年に活かすことが出来なければ、ただの経験で終わってしまいます。

 

 

   

全国大会の雰囲気をコートで感じたことがある選手は、主将の田中(2年)のみ。

全国大会の雰囲気を田中一人で作り出すのは、非常に難しいです。

指導者として、今後はこの経験を活かすためにも、選手が全国大会同様の緊張感のある練習が出来る環境づくりが役割だと思っています。

 

 

今年も保護者の皆様を始め、アメアスポーツジャパン様、ゴールドウィン様、クレストン様、グローバルスポーツ様、長崎医療こども専門学校様、応援してくださった方々には大変お世話になりました。

来年も1月3日~6日まで行われるマスターズ大会から始まります。

  

 

来年も副顧問(中学男子監督)の小島先生とともに、目標とビジョンを共有しながら取り組んでいきます。

負けず嫌いであり、謙虚であり、素直であること。

1人でも多くの選手がそうなれるように、日々の活動を大切にしていきたいと思います。


2022年も応援よろしくお願いします!!

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