就職にも強い


昨朝は薄ら積雪も見られた長崎市内。

今朝は雪は見られないものの、気温は0℃。吐く息は白く襟を立て、マフラーを巻き、通学路を行き交う方々は皆さん寒そうです。

明日からは節気『雨水』、湖の氷は溶け、雪が雨へと変わる頃。春への鼓動が間もなく一層大きく聞こえてくるはずです。

 

来週金曜日は、いよいよ国公立大学前期試験。そして昨日から公立高校・後期出願が始まりました。高校生・中学生、それぞれの全受験生皆さんは『春』を目指してラストスパート。

就職にも強い

約1,200名の受験生で、合格者はわずか約50名。

超難関試験。

三次試験まである学校入学試験に今年見事野球部員が現役合格を果たしました。合格先は、ボートレーサー養成学校。旧やまと学校とも言われていた、ボートレーサーを養成する福岡県所在の学校です。

この快挙に、学園内は大きな喜びをいただきました。試験までの勉強や面接練習など、本当によく頑張りました。野球部・加藤監督も、大いにエールをおくり合格を称えました。

 

「海星は進学が強いですね。」というお言葉を頂きます。生徒さんの学校生活での取り組みの成果もあり、お陰様で毎年素晴らしい進路実績を上げています。

昨年度5年連続で長崎大学医学部医学科への合格者を輩出したことや、近年でも東京大学、九州大学、広島大学学、長崎大学、佐賀大学、私立大学だと慶応大学医学部医学科、法政大学、上智大学、青山学院大学、関西学院大学、西南学院大学、福岡大学などなど…

 

入学してからの三年間、または六年間で力をつけ、希望大学へ多くの皆さんが進学しています。

進学はステラマリスコースだけにとどまらず、エランコース、そしてフロンティアコースからも国公立大学合格を果たします。

生徒皆さんの姿勢や意欲に、学年末は毎年大きな喜びをいただきます。

その一方で、本校は普通科高校にもかかわらず就職実績もしっかりあげています。

これは、各HR担任の指導や各クラブ部活動での取り組み、その中で培った経験を生徒皆さんが就職試験の際に存分に発揮しているからです。

進路指導部就職担当の先生に聞くと

「企業採用担当者の方々には、海星の生徒さんは大卒の皆さんより早く我が社のカラーに染まってくれるので、経験を重ねて社を代表する人材になってくれています。」

「我が社には社員寮があるのですが、寮長を海星出身の社員に任せています。」

「面接試験の際、面接の基準になるほど、毎年ピシャリと応答して素晴らしいです。」など、過分なお言葉をいただいています。

と、教えてくれました。

 

近年では、男子生徒ばかりでなく女子生徒皆さんも就職で進路実現を果たしています。今年は長崎消防・長崎市役所など公務員にも合格を出しました。

大学合格のように、ここ2-3年を振り返っても、福砂屋、長崎キャノン、三菱電機(福山)など、県内外の企業に内定を果たしています。

バスケットボール部、野球部、バレーボール部の面々。

ここ10年では九電工、JA長崎、ホテルニュー長崎、大島造船所、長崎歯科医師会、イエローハット、杉永蒲鉾…etc、県外では株式会社イズミ(夢彩都本社)、三菱自動車水島、トヨタ自動車九州、日本食品、セガサミーなど、製造業なども含め職種は多岐に及びます。

 

そして今年は何と水産業・漁業にも内定者が出ました。

 

「SDGs活動を通じて長崎が全国有数の水産県であることを改めて知りました。私は大好きなラグビーと同じくらい釣りも好きです。好きなことを職業にしたくて、県主催の水産講習会などに先生と一緒に参加して勉強を重ねました。内定をいただきとても嬉しいです。」

 

また県内就職組の皆さんは、以前は休みの日に学園に顔を出して職場での貴重な体験を在校生に話してくれる機会もありました。

本校が警察官や消防などに現役合格が多いのは、憧れの先輩方のおかげかもしれません。

公務員では長崎市役所をはじめ、長崎県警・長崎消防・福岡県警・大阪府警・京都府警・愛知県警・兵庫県警・神奈川県警・警視庁・北海道庁・九州税務・自衛官、そして防衛大学校など、こちらも多岐にわたっています。

 

 

「タイヤ交換に行ったら、卒業生がとても気持ちよく接客してくれました。会社の方も、熱心に仕事に取り組んでいると目を細めて話してくれました。」

 

東口テニス部監督が、在校中サッカー部で大活躍した卒業生にタイヤ交換で立ち寄った店舗にて最近思わぬ再会。

進学ばかりでなく、卒業後就職を目指す人、また専門学校への進学を目指す人、海星の学園生活には皆さんの目標を叶えられる日々の活動が本校にはあります。

※写真は、卒業生の皆さんおよび就職活動在校生の様子。