太陽の日周運動


今朝の気温は9℃でした。

すれ違う人も早朝は少なくなって来ているような気がします。たまにすれ違う方も肩を上げて歩いています。「おはようございます。」と挨拶を交わし、愛宕山の方角に互いに目を配ります。

うっすらオレンジ色になっていく空。「早く昇ってくれ。」と念を込め朝陽を待つ。今朝の長崎市日の出時刻は午前6時49分、日の入りは17時21分です。冬の太陽。

太陽の日周運動

休み時間毎に、慌てて外へ向かう3年生の姿が気になり、一緒について外へ出てみました。手には何やや大道具。急ぎ足で進む二人が外に出るとピタリと立ち止まり。視線は上空。なんでしょう…。

「太陽、どこ??」

「あっち、あっち!」

「うわぁ、曇ってきたよ」・・・と、見上げながら話す声が聞こえてきました。

「何しているの?」と声を掛けると「太陽の日周運動の観察をしてるんです。」との答えが返ってきました。

現在3年生は理科授業で、『地球と宇宙』という単元を学習しています。手に持っているのは『透明半球』といい太陽観察の器具でした。

方位磁石で北の方向を確認し、固定したら半球の中心に合わせ位置と時刻を確認します。

1時間にどれくらい動くのかを観察することで、日の出・日の入りの時刻や方位を知ることができる器具なのです。

太陽が東から西へ動くことは誰もが知っています。『暦』と『太陽』の関係、またその動きは、古代から地球に住む私達にとってはとても馴染みがあり、また生活していく上でとても大切な知識です。

地球上の季節は太陽の運行によってもたらされます。月が12回満ち欠けする『旧暦の一年』は地球が太陽のまわりを一周する太陽暦の一年より10日ほど短くなります。そのため何の手当もしないと『月の巡りと』『季節』はどんどんずれていきます。

見慣れている太陽も、『地球』『天体』『暦』など、意味をしっかり頭に入れ観察していくと顔つきも真剣そのものになっていきます。さらに自分で取った観察データを蓄積して何かを発見していくことは、結果が書いてあるデータを見るより断然楽しく、充実感も大きいです。

自分の時間と体を使った実体験に勝るものはないのだと、彼らの姿から改めて教わりました。

※写真は太陽観測の様子。(中学担当)

11月13日

校長 武川 眞一郎

おはようございます。

先週まで朝の気温が10度を切ると「寒い」と感じていましたが、今日は「寒さ」を感じません。気温に関する順応性でしょう。

昨夜、近隣の方とお話していましたら、「出島・中華街・グラバー園周辺は修学旅行生が沢山でした。」と伺いました。関西方面の言葉が聞こえてきたそうで、町中に活気が蘇ったと語っておられました。お話しを聞いていて嬉しくなりました。気候も良く今日は週末ですから、昨日より修学旅行生の皆さんが多くなると思います。

「どんどん来てほしい。」と思いながらも、感染症に関して、都会と地方では捉え方が、少し異なるのではと思いました。長崎県では、1週間以上感染者の確認はされていません。都会はメディア既報通りです。都会からは長崎に来られますが、長崎から都会に行くのは躊躇するところがあります。

一人の行動が社会を守ります。社会が一人を守ります。

【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4 をご覧ください。

社会も頑張っています。君たちもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。

次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)

※家族以外との会食は避けましょう。

(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。

※登校後ただちに手洗い
※食事の前後に手洗い
※トイレの後に手洗い
※掃除の後に手洗い
※帰宅後手洗い