春からは社会人


12月が2週目に入りました。今週までは平常授業ですが、来週金曜日からは三者面談期間です。そして22日(金曜)は終業式・クリスマスミーティング。

いよいよ年末。センター試験まで、あと40日。ねじりハチマキの日も佳境になってきました。

今朝の気温は9℃。澄んだ空気に夜明け前の明かりが映える朝です。

週末各クラブ活動は、遠征・練習試合・練習に臨みました。対戦いただいた各競技・各チームの皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。

2年生主体になった新チーム。引退した3年生は次のステージに向けて準備をしています。

早期離職者防止講習会

先週まで定期考査期間でしたが、その最終日、来春から就職を果たし社会人として貢献する現高校3年生は、早期離職者防止講習会受講のためハローワークへと足を運びました。

生徒の皆さんの頑張りと、多くの皆様のご協力を頂き今年もほぼ全員の内定が決まりました。

自分を発揮できる職業に就業するのは大変重要なことですが、就業後「思ったように自分を発揮できない」と早々に離職する人がいるのも事実。

本校では、早期離職者防止のため、毎年この時期に内定者講習会を実施しています。今年もジョブサポーター野田先生に講演・指導をいただきました。

新規高卒者就職の離職率(平成27年度)

長崎県内では就職1年目で20.4%、2年目12.6%。

全国平均では就職1年目18.2%、2年目11.6%。

平成26年度を顧みても同じですが、長崎県の新規高卒者就職3年目までの離職率は、全国平均をやや上まわっています。

その理由は1年以内と3年を超える場合では異なります。

1年目・最も多い離職理由は『仕事が自分になっていない(39.1%)』です。しかし、この理由は3年以上になると12.2%と一気に減ります。かわりに増える3年目以上の離職理由は『会社に将来性がない(36.7%)』『この会社ではキャリア形成が見込めない(31.6%)』などです。

この日私たちは、『社会とは』『社会人として働くとは』『社会人としての心構え』『規律意識の確立』などに加えて、『職場での人間関係』『社会人の基礎力』など、大変身のある講義を応答しながらいただきました。

「笑顔のある気持ちのいい挨拶をする。」

「相手の立場に立って、自分の考えや気持ちなどを伝えるとき、その場の状況などを考慮して適切な言動をとり続けることで、働きやすい職場環境が生まれる。」

「整理整頓をする。机上の整理は心が現れています。また使用した道具などは当たり前ですが元の場所に戻す。」

「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」を行い、自分勝手に仕事を進めない。

人間性、基本的な生活習慣、思いやり、公共心、倫理観、基礎的マナー、身の回りのことをじぶんでしっかりやる、など、講義は多岐に及びました。

「アクション・シンキング・チームワーク、毎年海星高校はこの時期に講習会を実施していますが、今年の皆さんは特に聴講姿勢が素晴らしいです。」と、先生からは過分なお言葉もいただきました。

 

自分の都合で相手を振り回さない。

相手の意見を丁寧に聞く。

自分と周囲の人々や物事の慣例性を理解する力を持つ。

社会のルールや人との約束を守る力。

「先生、私たちは学校生活やクラブ活動で鍛えられたので、仕事はその延長ですね。しかし賃金が発生するので責任感が一層重く感じられます。気が益々引き締まりました。」

 

労働条件通知書についてなど、事務的な話もいただき、今年も無事講義を終えることが出来ました。

関係者の皆様、ありがとうございました。

 

※写真は、早期離職者防止講習会の様子。