揺るぎませんでした


吐く息が白い。

今朝、通学路を歩いていると吐く息が白く見えるのに気が付きました。温度計が付いている時計を見ると気温は4℃。12月1日は、芯まで冷え込む朝です。月光を頼りに辺りを見回すと、停まっている車は白色、霜が降りています。

「いつもの冬が到来したな。」と、妙に合点しながら寒さに震えながら。「そうだ。」と、昨朝と同じ場所で写真を撮ると昨日とはまた異なった雲のかかってない月に照らされた長崎港。

安定の美しさ。

全国大会へ

3月に開催予定の『春の全国選抜大会』へ10年連続の出場をほぼ手中におさめている男子硬式テニス部。全国選抜大会への出場を決める九州選抜大会の感想を知りたく、皆さんに集まっていただきました。

「3日目に大分舞鶴に惜敗し、順位決定戦にまわりました。自分のミスも原因の一つです。」と、キャプテンは言葉を選ばずハキハキと振り返ってくれました。

敗戦後、3試合をプレーしました。

■4日目 海星 3-0 熊本第二(熊本1位)、海星 3-0 早稲田佐賀(佐賀1位)

■最終日5位決定戦 海星 3-1 筑陽学園(福岡2位)

思わず、「3日目に敗戦後の切り替えはどうしたのか!?」と3連勝で終えられた理由をキャプテンに尋ねると、こう答えが返ってきました。

「僕たちは全国選抜大会での上位を目指して日々練習しています。3日目敗戦後も、特別にチームメイト同士でミーティングや声掛けはしませんでした。そこはお互い厳しい練習の中で培った信頼関係からです。『全国選抜大会に出場する』という全員の気持ちは、敗戦後も揺らぎませんでした。」

ためらうことなく出てきたキャプテンの言葉に、全国選抜大会に10年連続出場し、長崎県高校総合体育大会で21連覇を続けているチームの伝統を垣間見、キャプテンの後ろに歴代キャプテンの顔が走馬灯のように映り見えるような気がしました。

昭和41年に長崎県で初優勝を果たした男子硬式テニス部。戦前から活躍している本校伝統あるクラブ活動の1つです。

昭和9(1934)年のテニス部

今年も決めた10回連続の全国への春。

力強いさらなる活躍に、今後もどうぞご期待ください。

※写真は男子硬式テニス部。